ワンピースカードゲームの高額帯は、発売からまだ2年目であるにもかかわらず数百万円となっており、異様な高騰を見せています。
25年以上の歴史のあるポケモンカードゲーム
30年以上の歴史があるMagic The Gatering
と比べても異様な盛り上がりを見せていることには違いありません。
なぜこのような恐ろしい金額が出ているのか?
好きな人は当たり前であっても知らない人もおおいのでは?ということで理由についてまとめてみましょう。
※ 参考:スニーカーダンク
高額カードトップ10について
スニーカーダンクにおける高額カードランキングは以下の通りとなっています。
1位~5位までが第一グループ
6位~14位までが第二グループ
15位~20位までが第三グループ
として考えましょう。
第一グループ 世界&日本最上位クラスのプロモ
正直値段はつけられません。
1位:ルフィ (チャンピオンシップ2023 ワールドファイナル優勝記念品) 1枚
2位:ルフィ (チャンピオンシップ2023 ワールドファイナル準優勝記念品) 1枚
3位:ルフィ (チャンピオンシップ2023 ワールドファイナル3位記念品) 1枚
4位:シリアルナンバー「001」「002」ルフィ (チャンピオンシップ2022 優勝・準優勝記念品) 各1枚
5位:シリアルナンバー「001」「002」シャンクス (チャンピオンシップ2023 日本一決定戦 優勝・準優勝記念品) 各1枚
これらのカードはそれぞれ世界に1枚もしくは2枚しか存在せず、数千万円クラスから億といわれています。
現実的に考えて高くて当たり前といえるカードです。
実際にMagic The Gateringにおいても『一つの指輪/The One Ring』の世界に1枚しかないカードについては3億円で取引されており、納得できる金額となっています。
第二グループ 世界に数十枚~数千枚程度
1枚当たりが数百万円クラスとなっています。
6位:ルフィ (チャンピオンシップ2023 決勝大会記念品) 32枚
7位:サカズキ (チャンピオンシップ2023 決勝大会記念品) 32枚
8位:ルフィ (フラッグシップ優勝 記念品) 500枚
9位:クザン (チャンピオンシップ2023 エリア予選記念品) 48枚
10位:ロー (チャンピオンシップ2023 エリア予選記念品) 48枚
11位:ゾロ (チャンピオンシップ2022 予選記念品) 96枚
12位:ボルサリーノ (チャンピオンシップ2023 エリア予選記念品) 96枚
13位:キッド (チャンピオンシップ2023 エリア予選記念品) 96枚
14位:シャンクス (フラッグシップ 優勝記念品) 1600枚
基本的にはチャンピオンシップ及びフラッグシップの記念品カードとなっています。
この辺りのカードから店舗でも買取表記をしているところがあります。
チャンピオンシップ決勝大会のベスト32プロモということもあり、ルフィに500万円という値段がついているのは原作の人気を考えるとアリな気もしますが、他のカードゲームとの兼ね合いを考えると少し難しい点もあります。
十分留意すべきはフラッグシップ優勝プロモではないでしょうか。8位のルフィにあっては500枚、14位のシャンクスにあっては1600枚の流通となっています。
このレベルの枚数のカードに数百万円は現実的に見て少し苦しい気がしています。
第三グループ コミックパラレル中心
1枚当たりのカードが数十万円クラスとなっています。
15位:ルフィ(ニカルフィ) (新時代の主役) 今後増加
16位:ウソップ (チャンピオンシップ2022 予選記念品) 192枚
17位:ゾロ (フラッグシップ 優勝記念品)
18位:ハンコック SR-SP [OP07-051] 今後増加
19位:ゾロ SEC-SP [OP06-118] 今後増加
20位:エース SR-SP [OP02-013] 今後増加
コミックパラレスの出現率自体はかなり低確率であり、似たような事例であげればヴァイスシュバルツのDisney Lorcana100「蒸気船ウィリー」などと同じように数十カートンに1枚というレベルの出現率となっています。
その水準を考えると数十万円という価格帯はわかる気がしますが、再生産で枚数が増えていくことを考えると今後の価格については保証はできない点ではないかと思います。
この価格帯については妥当か?
世界に1枚のレベルのカードについては特段気にすることはないと思います。
ただ、
数十枚以上あるカード
数百枚~数千枚レベルのカード
コミックパラレル
については、価格については充分に気を付けたほうがいいと思っています。
元々の発行枚数が少ないから『高い』
これ自体は当たり前のことだと思いますし、納得がいくものとなっています。
数百万円をするカードを当たり前のように買える
ということは別問題であり、価格についても多くが急騰しているものであり、今後下落する可能性は充分に考えられると思っています。
そもそもカードの価格に担保はありません。
ポケモンカードの高騰とは少し違う
ポケモンカードは2020年末~2023年6月頃にかけ、大幅に高騰し、そのころに比べれば2024年には大きく下落しています。
ポケモンカードは基本的に収録されていたレアカード(SR、SA、SARなど)が高騰しましたが、ONE PIECEカードゲームはプロモカードが高騰しています。
ポケモンカードの高額レアよりも更にレアリティが高いものが高くなっており、そのような意味合いからすれば、納得のいく高騰であると思います。
また、プレイ需要である全体的なシングル価格も安定しています。
参考:遊々亭
ただ、あまりにも高いカードが高騰しすぎて、
プロモカードが欲しいあまりに不正行為に手を出す
そもそも大会に出ることができない
トラブルが続出
というような問題も多数発生しており、不健全な要素が増えています。
未だにBOXについても転売対象となっており、買いにくいのが現状です。
不健全な状態は市場の縮小につながる
大会にも出られない
欲しいBOXも買えない
不正されて面白くない
となってくると一般のプレイヤーは離れる傾向にあります。
ましてやこれで3年目となり、一つの節目も迎えるような状況になります。
転売ヤーが市場を形成していたポケモンカードにおいて、2024年3月に起きている現象は、
ポケモンカード買えるようになったら誰も買わない現象です。
不健全な市場で不健全に流通量が増えたために、そのようになってしまっています。
ONE PIECEカードゲームも今の状況が続くと、同じことが起きるのではないかと思っています。
まだ騰がると思って買うのは要注意
売る人と買う人が一致しての価格です。
覚えている人は少ないかもしれませんが、『頂上決戦(OP-02)』
2023年の夏は普通に買えましたし、なんなら定価割れしていました。
この頃はONE PIECEカードゲーム、ちょっと盛り上がりにかけていたということです。
ポケモンカードであっても新弾定価割れ購入ができるようになりましたが、少し前は新弾をシュリンク付きで買えれば黒字という時代もあったのです。
リーリエ1000万円が今は?
発行枚数が少ないとしても供給量が需要を上回れば。
需要に対して高すぎるとなれば?
値段は下がることは充分に考えて購入をしたほうがいいと思います。
ポケモンカードは世界大会の需要があるから騰がる⇒下がりました。
今正直ONE PIECEカードゲームの高額帯の需要を動かしているのはプレイヤーではなく、ポケモンカードの転売で儲けた人が多いと思っています。
騰がる騰がるといって自分は売り抜けて高値掴みをした人はポケモンカードでも多数いると思いますし、急騰している現状であれば、同じことは間違いなく起こると思います。
買うなら余剰資金で!
正直いつ下がるかはわかりませんが、もういつ下がってもいいように思っています。
枚数があるのに高すぎるカードが出ていると考えると、ポケモンカードゲームバブルと同じだと思います。
買い取れる限界を迎えれば必然と下がると思いますし、プレイヤーの規模数からしてもポケモンカードゲームに比べれば少ないことから、より不安定なものとなると思います。
高騰している理由は単純ですが、あまりそれを鵜吞みにするのは危険です。
高額で買おうとしている人は充分に気を付けてくださいね。
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