2022年7月22日にいよいよワンピースカードゲームのブースターボックス第一弾『ROMANCE DAWN』が発売となりました。
発売初日の挙動として、『シャンクス SECスーパーパラレル OP01-120 シャンクス(背景コミック)』が12カートン1枚との噂で20万円以上の高騰をみせています。
ECサイト・店舗ともに品薄の様相を呈しています。
※参考メルカリ(2022年7月22日現在)
シャンクス高騰ですね。そのほかのカードも割と値段がついている様子があります。
※7月26日追記分・シャンクスの価格下落が恐ろしいことになっています
ドラゴンスターで買取50000円
販売も10万円を切ってきています。
今年はONE PIECE25周年~そして佳境へ~
ワンピースの公式ツイッターには次の通り書かれています。
ワンピース本編が最終章に入る直前の最も盛り上がるタイミングで発売したところは、さすがに日本の誇る最も読まれている漫画だと思います。
ONE PIECE カードゲームの今後を考える
ONE PIECEカードゲームが今後どうなるかはまだ未知数ですが、個人的には
『正直言って厳しいと思う』のが正直なところです
その理由について考えていきたいと思います。
個人の感想です。
様々な意見があるのは理解しています。
ONE PIECEカードゲームが厳しいと思う理由
私は正直にONE PIECEカードゲーム(以下ワンピカード)は今後はかなり厳しい戦いを強いられると思っています。
参考:このタイミングで発売したワンピースカードゲームプレイ動画は?
これをみればワンピカードのルールがわかります。
オーソドックスな対戦型カードゲームです。
ワンピカード自体は動画を見る限りよくできたカードゲームだと思います。
戦闘におけるインスタントタイミングで発動できるカードがあったりして、戦略性も高くなりそうです。
単純にパワーで押さえつけるだけのカードゲームでないことがうかがえます。
問題は再生数です。
カード自体は品薄であるにも関わらず。7月22日現在で再生数が42000です。
カードの注目度の割にプレイヤーとして参加しようとしている人が少ないと思われます。
カード自体が投資・投機目的で買われている可能性が高いことが否めません。
それも踏まえて私は以下のように考えています。
現状としてトレカ新規参入は厳しい
そもそも日本におけるカードゲーム市場は
- 遊戯王OCG
- ポケモンカード
- MTG
- デュエル・マスターズTCG
- ウィクロス
- ヴァイスシュヴァルツ
あたりが90%以上を占めているような現状(体感)であり、新しいカードゲームは世に出ては消え、世に出ては消え、を繰り返しています。
ここ最近ですと、「Shadowverse Evolve」が頑張っている印象がありますが、まだ、正直はっきりとはしませんし、少なくとも『ソシャゲカードゲーム』としての地盤を作ったうえでの参戦となっていますので、既存プレイヤーが紙に移るだけで、人を取り込むことができます。
鳴り物入りで発売されても、数年で新しいカードゲームは消えていく厳しい運命となっています。
ワンピース読者のトレカ年齢層は?
ワンピースの読者は小学生から社会人までと幅広いですが、その中でトレカをやっているということであれば、
- 遊戯王OCG
- ポケモンカード
のいずれかを既にやっているような人が多く、
学生であれば、新しいカードゲームを始める余裕はない
社会人であれば、ワンピースのカードはプレイするには少し子供っぽい
などでプレイヤーとしての触手が動きにくいカードであると思います。
そのため、ルール解説動画等も再生数が伸び悩んでいるのだと思います。
正直にシャンクス20万円は高すぎると思います。
つり上げで今だけだと思いますよ。マジで。
※7月26日追記
本当に予想通りでしたね。半額以下になってます
トレカって本当簡単に高騰しますよね。
ポケモンカードってファッション感覚?
10代後半から20代前半のポケモンカードは、トレカとして楽しむのみならず、
- ファッションとしての感覚
- おしゃれなアイテム
というような感覚がある部分も感じられます。
現状ワンピカードにそのような部分を見ることは正直厳しいですね。
SNKRダンクでもポケモンカード取り扱われていますからね
転売ヤーの玩具となっている?
発売初日は品薄となっていますが、ツイッター等でプレイヤーを検索してもあまりいないのが現状です。
それであってもシングルカードに高額な値段がついていますので、プレイヤー<投機目的が顕著であり、ゲーム性としては廃れていく可能性が否めません。
ちなみにBANDAIなので
BANDAIとタカラトミーは生産力が違います。
7月中は品薄でも8月の再販で大量に生産してくると思います。
そこで一気に値段が下落すると思います。
いい例が、デジモンカードやツイステのメタルカードです。
ちょっとでも品薄で高騰すると大量生産して値段を下げてくるのがバンダイです。
ONE PIECEという一大コンテンツの終わりが近づいている
ワンピースが終わるのは2025年頃ではないかといわれています。
世界中で愛されているドラゴンボールに比べると、世界という目線ではワンピースはドラゴンボールに一歩及びません。(世界的にはワンピースよりナルトのほうが人気といわれています)
そのため、どうしても日本における連載終了単行本全巻発売後はコンテンツ力が弱くなるのではないかと考えています。
以上の理由から、私はワンピカードは、
長続きしない
極端な高騰は今だけ
プレイヤー数の確保は厳しい
と考えています。
ワンピースカードゲームを盛り上げるには?
かなり厳しい発言をしましたが、ワンピースカードゲームが盛り上がるかもしれない未来もあると思います。
そのためにはどうすればいいかを考えてみます。
生産量とプレイヤー数を増やす
誰でもどこでも買える&プレイヤーが増えることが一番の条件です。
シングルカードに価値があっても、プレイヤーがいないカードゲームは廃れます。
コンテンツの継続
ドラゴンボールはいまだに映画をやっている、リメイク版があるなど新しい情報発信を繰り返しています。
ワンピースも完結後もコンテンツを継続していかないと人がいなくなっていくと思います。
厳しいことを書きましたが
ワンピカード自体が全て悪いということもなく、よくできていると思いますし、日本で最もメジャーコンテンツの一つだと思います。
運営が全力で頑張ればきっとうまくいくさ!
すべては運営がどうやって新しい市場を切り開くかにかかっています。
トレカの覇権争いに新たな1ページが加わるといいですね。
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