実はポケモンカードが買えないっていうことはなくなりつつある!?
完全にとは言えませんが、その傾向はだいぶ戻ってきました。
色々と縛りはあるものの、一時期に比べて買いやすくなってきたことは事実ですね。
買えるという意見、買えないという意見、どちらの側面から見ても間違いではないと思います。
買える、買えない論争まとめ
ポケモンカードは何が買えて、何が買えないのか。
言いにくいことではありますが、思っていることについてまとめていきましょう。
ポケモンカードが買える!?どこで、どのように
本題のポケモンカードが買えるという状況についてどういうことか、考えていきましょう。
現状ポケモンカードの再販量やタイミングは他のカードゲームの追随を許さない現状となっています。
マジック:ザ・ギャザリングにしても遊戯王OCGにしても、ポケモンカードほどの再販はしていませんし、買えない商品があることは多々あります。
私自身欲しいBOXがあっても店頭になくて困ったことがあります。
ポケモンカードではなくマジック:ザ・ギャザリングでです。
争奪戦であることは否めませんが、
パック限定
数量限定
購入期間期間限定
シュリンクなし
などの様々な条件さえ満たすことができれば、実は割と買えるようになっています。
ポケモンセンター出張所ではこのようになっています。
これが毎日続いています。
この状況で買えないということは言いにくいですね。
また、今回のスタートデッキもランダム要素がないことから、割とどこへ行っても在庫がある状況となっていますね。
正規ルート以外で利益が出しにくい商品は普通に買えるようになってきています。
シングルカードのトレトク
ポケモンカードが買えない、何が買えないのか?
買えないものは『シュリンク付きBOX』この1点に尽きると思います。
結局のところ、二次流通で利益が出る商品が買えなくなっている、この1点に尽きます。
(株)ポケの意にそわない転売等のターゲットとなりやすいシュリンク付きBOXが買えない
値段が上がっている過去のBOXが買えない
(儲かるアイテムが買えない)
二次流通といえばスニダンですがだいぶ下がりましたね
現実的にBOXはまだ高いですね
現在の状況はある意味(株)ポケに踊らされている状況にあると思います。
パックであればポケセンなどで毎日買えます。
つまりそれだけの在庫を作って持っているのが(株)ポケです。
BOXでは買えない=飢餓感を煽る=全部完売させて利益を上げる
そのうえでパック販売でカードを流通させてシングルカードを下げる。
いい戦略なのだと思います。
直近の人気カードの現状
メルカリの状況となります。
エリカの招待のSRは既に20000円を切っています。
黒炎の支配者のリザードンex SARも40000円を割っていますね。
ミモザやナンジャモも一時期ほどの勢いはありません
(ナンジャモはクレイバーストの受注も控えています)
キハダやボタンに至っては5000円を割っているような状況ですね。
BOXが買えないとはいえパックは買えるようになってきています。
その結果が大きく反映されています。
2023年8月以降も大量再販・ポケカの高騰は終了!?
黒炎の支配者は8月1日から再販が始まりますし、ポケモンカード151も引き続き販売されます。
また、VSTARユニバースもかなりの量が再販されると噂になっていますね。
また、忘れている人も多いかもしれませんが、
クレイバーストの受注生産
ポケモンカード151の受注生産
8月下旬には黒炎の支配者の受注生産
の発送や受付が始まります。
クレイバーストについて
ポケモンカード151について
黒炎の支配者について
今後大量再販と受注生産のダブルパンチが続いていくと思います。
それだけポケモンカードが世間に認められる形となったと思います。
今後も基本的には下落相場
大量生産が行われる以上、新弾の価値は下がり続けます。
ポケモンカード151のように海外需要があるものは特殊な事例ですし、2023年8月では再販購入はほぼパックだけですが、落ち着きが戻るにつれ、少しずつBOXでの購入も増えていくと思いますし、シュリンク付きで買えるようになってくるのではないかと思います。
少なくとも白銀のランス、漆黒のガイストまではAmazonでも普通に購入が可能でしたし、シャイニースターVまでは楽天市場でカートン購入が可能だった記憶があります。
それだけ色々な意味で参入した人口が増えているということでしょうね。
参考画像:ヨーロッパのチューリップバブル
ヨーロッパのチューリップバブル(世界最古のバブル)のチャートとなります。
1634年~1637年の間に発生したバブルです
ポケモンカードもバブルといわれて3年くらいなので近しいものを感じますね。
シャイニースターV(2020年末)くらいからじわじわと高騰がはじまり、2023年の現在で大きく下落傾向となっています。
経済状況も規模も違いますが、似たような空気を感じるのは私だけではないはずです。
鑑定品価格も下落
PSAをはじめとした鑑定品が少なかったころは『鑑定品に価値がある』として鑑定品価格が釣り上げられ、高騰していましたが、鑑定品が当たり前に流通するようになった以上、鑑定品バブルも終わりです。
特に日本でメジャーとなったPSAは数が多いため尚更ですね。
鑑定品の価格が未鑑定美品より安いという逆転現象も発生しています。
こちらの記事が現実となっていますね。
鑑定のために釣り上げられたカードは?
一時期の半値以下となっているものも多いですね
リーリエやアセロラなどが代表的なところかと思います。
とはいってもまだ高いですが。
今の価格で買うのはリスクが高すぎるのでまだまだ下がるような気がしています。
鑑定品の数も膨大となっていますし。総流通量から考えればもっと貴重なものはたくさん存在しています。
ここから更に大きく下落する可能性はあります
これらの要因
大量生産
鑑定品の希少価値低下
トレンド指向
大量出店による販売店の乱立
売れないことによる値下げ合戦
を考えると、ポケモンカードの資産的価値はまだまだ下がる可能性が大いにあると思います。
新弾の大量生産はもちろんですが、鑑定品のため、転売のために買い支えられていたハイレアリティカードを買い支える人がいなくなる。
中心となっている秋葉原のポケカ専門店の乱立による値下げ合戦
などを考えると、今のままの価値を保ち続けるのは不可能であると思います。
任天堂(株式会社ポケモン)という世界有数の企業、世界一のホビートレンド企業に個人の力がいくら集約しても勝てるはずがありませんね。
株式会社ポケモンがどう考えているかはわかりませんが、元々ポケモンの販促のために作られたカードゲームでもありますし、他のカードゲームに比べて安く手が出しやすいのがウリでもありました。
方向性から外れている状況をどうにかしつつ、売り上げを最大限にあげようとするのは、企業方針と考えれば当然であると思います。
正直にカードに価値は担保されません。
下がったらそれでおしまいです。
売るも買うも遊々亭
今後はどうするべきか?
私自身はカードゲームのプレイヤーでもあり、かつコレクターとして買っている部分があるのであまり影響はありませんでした。
ただ現実的には、
既に予兆を感じて手放した人もいると思います。
店舗もなかなか簡単には買い取ってくれなくなりました。
フリマサイトも飽和状態です。
かなりきつい状況の方も多いのではないかと思います。
正直に世界に4000枚も5000枚もあるPSA10がまた100万円まであがるとはとても思えませんし、まだ高いのではないかと思っています。
100万円を超えていたPSA10代表ですね。
半額以下になっています。
コレクターとして持っているならいいですが、投資目的であったら割り切って手放すか、寝かせるかしかないんですよね。
コレクターにはHAKUBAのトレカ専用防湿庫
色々ありましたがポケモンカードは市民権を得ました
日本を代表するトレーディングカードゲームは遊戯王OCGでしたがここ数年でポケモンカードがとってかわったように思います。
また、遊戯王OCGも大量生産を継続していますので、今後は過去のような高騰もあまりないのではないかと思います。
転売を経て、トレーディングカードゲームの市場が少しずつ正常化していってきているのではないかと思いますし、
TCG=オタクの趣味
とも思われていたものが、『普通のもの』として認められた部分も強いのではないかと思います。
スニダンなどのサイトでも取り扱うという部分はそういう意味合いも強いですね
今後の流れは?
ポケモンカードは転売問題もありましたが、同時にプレイヤー人口が増えました。
現在はスタンダードバトルが主流ですが、人口が増え、古いカード資産が増えると所謂下環境への参入が増えてきます。
そのため、マジック:ザ・ギャザリングのように下環境のプレイヤーが増え、「エクストラ・殿堂」などのプレイヤーがじわじわと増えていくように思います。
プレイヤー需要としての古いカードはやはり量がないのがポケモンカードなので、そのあたりのカードはプレイヤー需要として高騰してくるのではないかと思います。
また流通も安定し、生産量が増えれば問屋も新規店舗に卸すようになってくるでしょうし、新弾については今後さらに店舗で買いやすくなっていくと思います。
どうしてもカードに資産価値は求めますし、これについては私も求めている部分も多々あります。
ただ、それなりに安定してくるといいですね!
コレクター需要とプレイヤー需要が混在する環境がいいですね。
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