日本ではポケモンカードブームが過熱の一途をたどっており、バブルは崩壊する、崩壊するといわれつつもボックスが買えない、パックが買えない、シングルカードが高すぎる。という状況はいまだに継続中です。
その中でいわれるのが、
「プレイステーション5やニンテンドースイッチを買い取って海外に流していた買取屋が買取を始めた、中国需要があるからもう下がらないよ。」
といわれる声です。
プレステ5やスイッチはもう普通に買えるようになりましたね。
安定迄は時間がかかりましたがありがたいことです。
同梱版ならAMAZONでも普通に購入可能です。
実際に中国でも日本製の簡体中国語版ポケモンカードが発売となり、話題となっている側面はあるようですが、実際に世界のトレンドとしてみたときにポケモンカードの立ち位置というものはどうなのか?見てみたいと思います。
トレンドの見方
青の線 ポケモンカード
赤の線 遊戯王OCG
黄色の線 マジックザギャザリング
で1年間の経過を追ってみました。Googleトレンドの検索結果比較となります。
日本のトレンド
マジックザギャザリングは安定の低空飛行ですが、常に同じ強さのトレンドを持っているカードゲームであることがわかります。
注目すべきは遊戯王OCGとポケモンカードでしょうか。
この一年間でもっとも注目すべきレアコレ発売直後であっても、ポケモンカードのトレンドの強さを超えることはありませんでした。
日本におけるトレカはポケモンカード中心となっていることがうかがえるかと思います。
日本のトレンドはやはりポケモンカードが中心ですね。
アメリカ合衆国
インバウンドが戻ってきています。
私の住む町でも海外の方を多数見かけるようになりました。
アメリカでもポケモンや遊戯王OCGは人気‼といわれていますが、実際には日本でポケモンカードから見たMTGの立ち位置がポケカや遊戯王となります。
フランス
ヨーロッパでもっともジャパニメーションが盛んなフランス(ジャパンエキスポやっているし)のトレカトレンドは以下のようになっています。
フランスはトータルで見るとポケモンカードが強いですね。ハイクラスパック前後で盛り上がりがあったようです。
また、遊戯王よりもMTGのようです。
フランスはやはり日本文化が強いお国柄なので、ポケモンは強いですよ。
中国
中国のトレンドはかなり複雑となっていますが、トレンドから読み取る限り、実はそこまでポケモンカードに需要が固まっているわけではありません。
「中国は遊戯王」といわれたことがありましたが、まさにその通りなようです。
MTGも割と強いことに注目すべきですね。
買取屋のポケカ買取需要は中国だけということではなさそうです。
普通に買取屋が購入してebayなどで海外に流していることもありそうですね。
トレンドの波から考えること
トレーディングカードゲーム全体がトレンドとして強いのはいまだ継続中ではありますが、インバウンド需要も戻ってきており、ポケモンカードだけに注視していると足元を掬われることになりそうな気がしています。
世界全体でみればまだ最も強いカードはマジックザギャザリングであることも分かります。
確かに2023年はポケモン世界大会は横浜で行われますし、そこで大きな盛り上がりは魅せると思います。
しかし、トレカ全体のトレンドとしてみたときに、ポケモンカード一辺倒で考えていくのは少し怖いような気もしています。
指輪物語:中つ国の伝承はMTGとしてはかなり注目のアイテムです
ポケモンカードのトレンドは上昇傾向ではある
この1年緩やかにポケモンカードの世界的なトレンドは上昇しています。
そういう意味ではまだ波は崩れていないということも言えるのではないかと思います。
世界で見ると他に人気のカードゲームは?
海外でも実はヴァイスシュヴァルツが売れていたりドラゴンボールのカードゲームやデジモンも盛んだったりと、世界を見渡すと日本のカードはポケモンや遊戯王だけではないということができると思います。
海外も見てみると意外と面白いことがわかりますよ。
資産としてトレカを見たときに
トレーディングカードゲームのカードは既にオークション売買もされており、絵画と同じように美術品としての価値(資産としての価値)が公に認められている者であると思います。
PSAやBGSの鑑定で付加価値をつける人が増えている昨今、それは個人間取引でも明らかになっています
資産としてみていくのであれば、今後日本だけの市場価値ではなく、世界的な価値をもっと見ていく必要があると思います。
『ミモザSAR日本で10万円だから』⇒それ本当ですか?ずっと続きますか?
よくよく考えていたほうがいいような気がしますよ。
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