8月5日はマジック:ザ・ギャザリングがアメリカで発売された日となります。
この世に角丸のアルファのカードが発売された日です。
Gen Con2023で配布された水蓮の花びら(国内も配布予定)
30周年をお祝いしています
マジック:ザ・ギャザリングの歴史
1993年8月5日、アメリカで発売されました。
最初に発売されたアルファエディション(α版)の総発行枚数は260万枚
Black LotusをはじめとしたPower9
デュアルランド
その後も代名詞となっている稲妻やセラの天使、シヴ山のドラゴンなど
が収録されて発売されました。
αのパワー9については諸説ありますが500枚以下ではないかといわれています。
その後収録忘れのカードなどを再録したベータエディション(β版)、通常版として白枠で発売したアンリミテッド(Unlimited)が発売されました。
ここまではパワー9が収録されました。
トレトクにワンチャンある?
MTGを語る上で欠かせないPower9/パワー9について
Black Lotusを頂点とした9枚のカードです
Black Lotus
Mox Pearl
Mox Sapphire
Mox Jet
Mox Ruby
Mox Emerald
Ancestral Recall
Time Walk
Timetwister
の9枚のカードのことです。
ちなみに私は2枚所持しています。
ヴィンテージをやるならPower9をそろえるかBazaar of Baghdadを4枚そろえてドレッジ系を組むかのいずれかですね。
安くても30万円はくだらないカードです。
状態によっては億もあり得るカードですね。
この後Revisedまでの間に所謂オールドパックといわれるパックが登場してきます。
さすがにパックは手に入りませんがデザインのスリーブは今年記念発売されるので手に入りますよ
Revised/リバイズド以降について
UnlimitedまではPower9が収録されましたが、カードパワーのバランスの問題でRevisedからはパワー9の収録はありません。
日本におけるマジック:ザ・ギャザリング
その後第4版からはデュアルランドの収録もなくなりました。
日本語版については第4版からですね。
黒枠があるため、黒枠の人気がありますね。
基本セット以外のセットについてはミラージュから日本語版の発売がありました。
日本におけるマジック:ザ・ギャザリングの黎明期には、海外から並行輸入した英語版パックやイタリア語版のリバイズド(いわゆるイタリバ)が流通していました。
ホビージャパンが日本語版を扱うようになった最初の頃もそれらが流通しており、英語版が安く買える状況もありましたが、徐々になくなっていきましたね。
デュアランはトレトク!?
マジック:ザ・ギャザリングがあったから?
ポケモンカードゲームも遊戯王OCGもあったと思います。
当時のポケモンカードゲームのデッキ集には
『世界一高いカードでBlack Lotus』が紹介されていました。
また遊戯王も原作でMTGをオマージュした内容で遊戯王OCGが始まりました。
デーモンの召喚や真紅眼の黒竜などは元となったカードがわかりやすいですね。
日本国内だけで見れば
マジック:ザ・ギャザリングは、ポケモンカード、遊戯王OCG、ONE PIECE カードゲーム、デュエルマスターズTCGについで5番目くらいの位置にいると思います。
ただ、売り上げ単価も高く、ギネスにも認められた『世界で最も売れているトレーディングカードゲーム』です。
潜在的にプレイヤーも多く、TCGの根幹をなし得たゲームであることには間違いありません。
個人的にすごく思うことですが、
ポケモンカードゲームで儲けようと思って剥く=高額レアが出ないと負け
マジック:ザ・ギャザリングを開封する=トータルの価格で見ればほぼ負けない、プロモ付きなら勝つこともかなり多い
それくらい実はカード単価もしっかりしているゲームです。
コマーシャルが下手すぎるのがネックですね
神河:輝ける世界の発売時にはかなり力を入れてコマーシャルをしていました。
その結果近年稀に見る売り上げを記録したようです。
また、指輪物語:中つ国の伝承についても、一つの指輪争奪戦により、過去一番の売り上げのBOXとなったそうです。
マーケティングやコマーシャルはへたくそですが、実際日本のみではなく、世界ではかなり売れているカードゲームであることは疑う余地はありません。
実際Googleのトレンドを見ると北米ではポケカを圧倒しています。
今後のMTGは?
日本でもMTG30周年記念イベント(MTG 30th Celebration)が行われます。
確かにポケカや遊戯王などと比べるとプレイヤーは日本では少ないのかもしれません。
とはいってもまだまだ力のあるカードゲームですし、歴史は続いていくと思います。
今年は人気のあったエルドレインの王権の続編である『エルドレインの森』から新シリーズがスタートします。
その後は恐竜のイクサランですね。
MTGアリーナから紙のカードゲームに参加する人も増えている様子がありますので、是非このまま人口が増えていってほしいですね。
MTGの参入障壁はかなり低くなっています
現行のスタンダードであれば単色デッキはポケモンカードゲームと同じくらいの価格で構築することができます。
またウェルカムプロモパック、参加賞のプロモでも高額なカードが出る場合があります。
これらをもとにトレードや買取でカードを集めていくことも可能です。
一度はじめれば深いゲーム性にのめりこみますよ。
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