急遽3月7日に禁止改定があり、モダン及びパイオニアで
《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den》[IKO]
が禁止カードとなりました。
ルールスといえばまさかのヴィンテージ禁止カードとなり、その後解除されたカードですがこれで紙の競技ではヴィンテージのみ使えるカードとなりました。(オーコに同じ)
ルールスの遍歴
ルールス(もとい相棒システム)
なおルールスはこちらのエキスパンションに封入されています。
コロナ禍の2020年春に発売されました。
ルールスって名前だけにルール捻じ曲げたのがいけないんでしょうね。
ちなみに相棒システムでは、ザーダがレガシーで禁止されています。
ニューカペナの街角は弧の三色ですが、楔三色の初代トライオームやサメ台風などが収録されています。
ルールスが禁止になっても元が安くなっており、現状だと使われるカードが多数存在するので、割と個人的には好きなボックスです
禁止指定の遍歴
2020年5月18日付でレガシーとヴィンテージの禁止カードに指定
mtgwikiより
(2020年の禁止制限はこちら)
Magic Onlineのメタゲームのデータから両方のフォーマットでルールスを相棒としたデッキのメタゲーム内の占有率と勝率が無視できない高さになっており、メタゲームだけではその流れを抑えることができないと判断されたため。
相棒の性質上制限カードでは使用に影響を及ぼせないため、ヴィンテージでも禁止カードとなった。
その後、相棒ルールの変更に伴い、ヴィンテージにおいて追加のマナを支払うことは高いリスクを伴うと判断されたため、2021年2月15日よりヴィンテージにおいて禁止解除。
(2021年2月15日の禁止制限についてはこちら)
2022年3月7日より、モダンとパイオニアの禁止カードに指定された
(2022年3月7日の禁止制限告知についてはこちら)
元々軽くて強力なカードを採用する動機の強いモダンでは、デッキ構築上の制約をほとんど受けずに投入することが容易であり、軽いカードで固めることにより生じる後半戦の弱さを克服してしまうことも相まってルールスのメタゲームにおける支配率と勝率が著しく高い状態であった。これらのデータとコミュニティの意見を受け、モダンにおけるカードの選択肢を広く保つため禁止となった。パイオニアにおいては支配率がモダン等に比べて劣るが、カードプールの拡大に伴い他のローテーションの無いフォーマットと同様の事態が起こりうるため、先手を打つ形で禁止された。
公式の見解
公式にはこのように書かれていましたので個人的な意見を。
モダン
『モダンホライゾン2』発売以降、モダンは実験と探求の期間を楽しんできました。にも関わらず、《夢の巣のルールス》は普遍的な存在であり続け、複数のアーキタイプに渡りこのフォーマットに存在しています。
《夢の巣のルールス》の使用率(Magic Onlineのリーグで4勝以上のデッキで31%)はモダンのプレイ体験を均一化させる要因になるところまで来ています。《夢の巣のルールス》をさまざまな戦略に組み込むために十分なデッキ構築上のコストはありません。
ローテーションのない大きなフォーマットではよくあることですが、フォーマットの速度や他のさまざまな圧力が原因で、デッキに軽くて強いカードを可能な限り多く入れようとする強い動機がすでに存在しています。《夢の巣のルールス》は、軽くて多くの場合影響の少ないカードでデッキを満たすことのゲームの進行にに伴う弱さを補う強力な追加リソースを提供することにより、その動機を増大させています。
このデータと、コミュニティの意見、そしてモダンのプレイヤーの使用可能なカードの選択肢の幅を可能な限り広く保ちたいという欲求により《夢の巣のルールス》はモダンで禁止となります。
個人的な感想
モダンホライゾン2の発売以降、実験と探求の期間
そもそもモダンホライゾン2が壊れているが、モダンホライゾン2のカードでルールスと共存できているのは、ぶっ壊れカード代表である、《敏捷なこそ泥、ラガバン》、《ウルザの物語》の2種類のみ。
インカネーションサイクルはそもそものコストが重くルールスでは使えない。
複数のアーキタイプに存在
他のカードでも複数のアーキタイプに存在しているカードは多数存在する。
コミュニティの意見、そしてモダンのプレイヤーの使用可能なカードの選択肢の幅を可能な限り広く保ちたいという欲求
そもそもどこのコミュニティで禁止にしろと騒いでいるのかの説明がない。
ウルザの物語のヴィンテージ禁止はどこでも言われているのになぜかよくわからないところでコミュニティを持ち上げている。
モダンは使いたいカードを好きに使えるからよい環境なのに、狭めている。
《ヴェールのリリアナ》入りジャンドが現状でも存在しているし、ルールス入れないデッキも多数存在する。
パイオニア
現在のパイオニアでは支配率が大きく劣りますが(Magic Onlineのリーグで4勝以上のデッキで20%)、我々は《夢の巣のルールス》の使用率がパイオニアのカードプールの拡大に伴って増加していくと予想しています。
我々のパイオニアの理念とは、最近のスタンダードから最も魅力的なサンドボックスを構築することです。パイオニアが時間の経過により拡大し続けていくにつれて、ローテーションのないフォーマットにおける各セットごとに最も効果的なカードを選ぶという動機がより明白になり、そして《夢の巣のルールス》はその過程を加速させるだけです。《夢の巣のルールス》が問題になる臨界点を待つよりも、パイオニアが享受している多様性を維持するために《夢の巣のルールス》はパイオニアで禁止となります。
個人的な感想
我々は《夢の巣のルールス》の使用率がパイオニアのカードプールの拡大に伴って増加していくと予想しています。
まだ害を及ぼしていないのに及ぼすかもしれない論で禁止にされた
相棒
モダンとパイオニアにおける《夢の巣のルールス》の存在感は我々が行動を起こすのに十分な大きさですが、残りの相棒は多様で健康的なメタゲームに一致した使用率が見られます。この2つのフォーマットの他の構成要素と同じく、我々はそれら残りの相棒が望ましくない反復的ゲームプレイがないかどうか監視を続けて、必要に応じて個別に変更を行います。
うん、WotCが個人的にルールス嫌いなんでしょうね。ってのが正直な感想です。
そもそも相棒ルール自体がPW以上に壊れたんでしょうね。
※ところでシークレットライアーの受け付けは3月19日までです。
本音
モダンとかパイオニアのルールスなんてほっといていいから、ヴィンテージのウルザの物語こそいい加減制限にしてほしい。
あれはすべての害悪
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