古代の咆哮/未来の一閃が発売となりました。
ここ最近のポケモンカードは生産量もかなりモノとなり、新規参入しているお店でも仕入れることが出来るくらいの生産量となってきたこともあり、相当数が初回分で販売された(刷られた)ようです。
ポケモンカード151のような特殊な事情・需要は別にして、ポケモンカードの通常弾については、遂に転売はオワコン・終焉を迎えたように思います。
これでポケカ転売バブルも新弾については「終わり・もうおしまい!」のお知らせと捉えてよさそうですね。
普通にだいぶまともな値段で買えるようになっていますね。
新弾転売が終わりを向かえたと考えられる理由
ポケモンカードの新弾といえば、
未開封シュリンク付きBOXを購入できればフリマサイトで売るだけで利益になる。
買取屋で買い取ってもらって高値で売り捌ける。
シングルカードも高いカードが出るのでワンチャンパックでも高く売れる。
というような異常な状況がかなり続いていました。
安くなってきた代表といえばこちら(アマゾンでも定価購入可能です)
BOXの転売価格では赤字
現状、普通に購入して売っただけでは利益がでません。
転売によく使われているサイトを確認していきましょう。
スニーカーダンク
スニーカーダンクの価格はこちら
発売翌日(10月28日)の価格で以下のとおりとなっています。
古代の咆哮が6750円、未来の一閃が6699円となっています。
スニーカーダンクの手数料は以下のとおりとなっています。
また送料も以下の通りかかります
会員ランクの最も高いプラチナであっても、あれだけ抽選に申し込み、シュリンクの付いているBOXを買ったとしても利益は260円です。
そこまでの交通費を考えただけで普通に赤字でしょう。
メルカリ
それぞれシュリンクなしが6000円代前半、シュリンクありで7000円となっていますがあまり売れていないようですし、売れないことによる値下げ合戦が発生する可能性が充分にあります。
メルカリの場合は手数料10%+60サイズで送料が700円と考えると。6800円以下の場合は赤字となります。
Amazon
Amazonについても同様です。
古代の咆哮「シュリンクあり7200円~」「シュリンクなし6200円~」
未来の一閃「シュリンクあり6600円~」「シュリンクなし6000円~」
となっています。
Amazonセラーの手数料は10%程度となっており、送料は契約により違いますがやはりメルカリに近いものがあります。
普通に考えて手間と対応を考えても利益はないととらえてよさそうです。
シングル価格でもかなり厳しい
カードの出現率は以下のとおりとなっています。
レア | 種類 | 封入枚数 | 封入率 |
---|---|---|---|
UR | 3種類 | 約12BOXに1枚 | 約8% |
SAR | 6種類 | 約6BOXに1枚 | 約16% |
SR | 12種類 | 1BOXに1~2枚 | 約100% |
AR | 12種類 | 1BOXに3~4枚 | 約100% |
RR | 8種類 | 1BOXに4~5枚 | 約100% |
R | 10種類 | 1BOXに約8枚 | 約100% |
U | 34種類 | 1パックに約1枚 | 約100% |
今回最も高額なレアでも販売が13000円程度であり、販売量も多いことから買取価格はかなり安く設定しているお店も多くなっています。
定価購入の開封でも複数ボックスをあけたとしても偏りによっては大きく負けることがあるような価格帯となっており、開封によるアドバンテージのうまみもほぼないBOXとなっています。
仮に10BOX剥いたとしても、これまでは1枚跳ねれば回収できたものが、それでは回収できないレベルのシングルカードの価格となっています。
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プレイヤーとしてはうれしいBOXとなっています。
シングルカードの価格が下がり、BOXも買いやすくなり、新しい環境を楽しみたいプレイヤーにとってみれば、この価格で落ち着くことは非常にありがたくなっています。
一部必須カードは高くなっていますが、それでも普通にBOXやパックが買えるので、安心して開封できるようになってきました。
この後発売となる年末のハイクラスパック「シャイニートレジャーex」も聞いたところによると半端ではない量が販売されるとの話になっています。
普通にポケモンカードが買える時代に戻りました。
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現在の生産量≒必要量
現在の生産量が実質的なポケモンカードの必要量ということになるのだと思います。
ここから少しずつ調整はされていくと思いますが、転売が落ち着いて普通に買えるようになるくらいまでは今くらいの量で推移していくのではないかと思います。
また、ブームは一過性のものであり、今がプレイヤー人口のピークと考えられることもできます。
ポケカブームが始まってここで3年です。人口の入れ替えが起き、トレカ内でも人の移動が多くなってきています。
注視すべきタイミングだと思いますし、いつも言っていますが、『ポケモンカードの価値は保証されません』
超高額帯でシングルカード投資している人は充分に注意してくださいね。
今後人が離れていく可能性はあります
今後のポケモンカードは上にも書いたように今回のようにかなり買えるようになっていくでしょう。
なんだかんだ取り扱うところもまだまだ増えていくと思います。
しかし以下のようなことも考えられます。
正直なことを言うと商売としては、
「少し足りないくらいで出せばすべて完売するくらいがちょうどいい」
ともいえます。
そういう意味では黒炎の支配者以降のBOXは、これまでに比べると過剰なまでの生産量となっており、次第に飽きられ、このあたりは買えるようになると思っています。
『転売では利益が出ない』となれば、離れていく人はそれなりの人数がいると思います。
プレイヤー兼バイヤーという人もたくさんいますし、買うためにプレイしている人も一定数います。
そのような層が価格が下がった時にどうなるかは注力しておきたいですね。
ただここまでの流れ全てが株式会社ポケモンの掌の上で踊らされていたとも考えることができるんですよね。
ポケモンカードは買えないものと刷り込まれ、あればとりあえず買うみたいな流れが多くの人にしみついています。
転売ヤーまでも上手く使った株式会社ポケモンのすごさと考えることもできるかもしれませんね。
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