※本記事はあくまで検証記事です。税金等についての考慮は一切していませんのでご了承ください。
仮に宝くじよりもポケカの還元率が高くても宝くじ感覚でポケモンカードを買うことをおすすめするわけではありません。
また、中央値で求めていきたいと思います。
ルギアV SA(スペシャルアート)が10万円となって
10月24日現在、値下がりはしていますが、パラダイムトリガーが発売当初、ルギアV SAが『10万円』の買取価格をつけたことは記憶に新しいかと思います。
165円のパックから排出されるカードが10万円、現代の新しい宝くじの形的にとして夢があるものとなっています。
4950円に賭ける夢
以前と違い確定1枚ではなくなりましたが、ポケモンカードは1BOX開封すると、基本的に1~2枚はSR以上のカードが排出されます。
その枠のカード1枚でボックス価格以上となることも多いため、サーチされていることのないシュリンク付きBOXを剥きたいのが心情というものです。
検証条件及び金額の計算
購入できる可能性がある範囲として以下の条件で計算してみます。
ポケモンカード『パラダイムトリガー』12ボックス(カートン)=59400円
宝くじ300円×200枚=60000円(連番として計算)
たからくじの確率についてはこちらのサイト様を参考にさせていただきました。
ポケモンカードの期待値
それでは計算していきましょう。
ポケモンカードの封入率からの金額計算
基本的に封入率はこのくらいといわれています。
1カートンは12BOXとなっています。
UR(ウルトラレア) | 10BOXに約1枚≒カートンに1~2枚 |
HR | 5BOXに約1枚≒カートンに2~3枚 |
SA | 4BOXに約1枚≒カートンに3枚 |
SR | 1BOXに約1枚≒カートンに12枚 |
この条件にあてはめてカートンで考えて、
- UR・・・1.5枚
- HR・・・2枚
- SA・・・3枚
- SR・・・12枚
として計算します。
金額は発売当初の相場を元に計算します。
価格算定は、資産価値として考えるため、この記事の買取価格を参照とします
URの期待値
パラダイムトリガーのURは3枚収録されています。
1カートンあたりの買取価格の期待値は約3500円です。
HRの期待値
パラダイムトリガーにはHRが8枚収録されています。
1カートンあたりの買取価格の期待値は約2650円です。
SAの期待値
パラダイムトリガーにはSAが4種類収録されています。
1カートンあたりの買取価格の期待値は約54000円です。
SRの期待値
パラダイムトリガーにはSRカードが12種類収録されています。
SRカードの買取価格の期待値は約3300円です
合計金額と期待値
合計金額は約63450円です。
期待値は106.8%となります
あくまで中央値での計算となりますので上振れ下振れはありますが、平均すると4000円ほどのプラスとなるようです。
期待値でいけば100%を超えているBOXとなるようです。
買取金額かつ高額帯RRやUなどは計算にいれていない状態でこれです。
宝くじの期待値
2021年の年末ジャンボ宝くじの封入率は以下のとおりのようです。
これに基づいて計算していきたいと思います。
※発売総額1320億円・22ユニットの場合(1ユニット2000万枚)
等級等 | 当選金 | 本数 |
1等 | 7億円 | 22本 |
1等前後賞 | 1億5000万円 | 44本 |
1等組違い賞 | 10万円 | 4,378本 |
2等 | 1000万円 | 88本 |
3等 | 100万円 | 880本 |
4等 | 5万円 | 44,000本 |
5等 | 1万円 | 1,320,000本 |
6等 | 3,000円 | 4,400,000本 |
7等 | 300円 | 44,000,000本 |
確定当選分
300円の宝くじを連番で200枚(60000円)購入すると封入条件により。
7等300円 20枚
6等3000円 2枚
合計12000円
は確実に返金されます。
ここから先が上乗せ部分となります。
5等以上の出現確率と期待値
5等10000円の出現確率「333枚に1枚」・・・期待金額6666円
4等50000円の出現確率『10000枚に1枚』・・・期待金額1000円
3等100万円の出現確率『500000枚に1枚』・・・期待金額400円
1等組違い10万円の出現確率『約100000枚に1枚』・・・期待金額5円
2等1000万円の出現確率『1000000枚に1枚』・・・期待金額200円
1等前後賞1億5000万円の出現率『5000000枚に1枚』・・・期待金額約6000円
1等7億円の出現率『200000000枚に1枚』・・・期待金額約7000円
合計期待金額・・・21171円
宝くじの高額当選ってしたことないんですが、実はなんとなくできそうな気がしてくるのは気のせいでしょうか?
期待金額合計
12000+21171=33271円
理論上は約55%の還元率ですが、親の総取り結果としてそうなるだけですので、純粋には20%+αくらいと思っておいていいと思います。
結果として
宝くじよりもポケモンカードの期待値のほうがいいことはわかっていましたが、期待値が100%を超えるということはまさかの結果だったと思います。
猫も杓子もポケモンカードを買って剥きたいということはまさにこういうことなのだと思います。
一発逆転は宝くじにはありますが、コツコツドカーンがありそうなのがポケモンカードなんですね。
まさに現代の錬金術ですね。
イーブイヒーローズとかもすごそうですね。
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