Bazzar of Baghdad 4枚を握りしめてヴィンテージに参入しました。
選択はドレッジではなく、ピッチホロウです。モダンホライゾン2以降に強化された、ガチのアンフェアデッキです。
紙でピッチホロウを組んでいる人がほぼいないとは思いますので、参考にしてもらえばと思います。
ドレッジに比べてバザー力が重要です。
ポケカプレイヤーからしたらなんのこっちゃ?と思うかもしれませんが。
マジックザギャザリングの最も下の環境であるVintage、デビューしました。
ツイッターとかブログの関係でポケカの人(特に海外)と思われつつあるけど、実はマジックザギャザリングの現役プレイヤーです。
1 そもそもVintageとは?
マジックザギャザリング(MTG)の競技志向の構築戦のうち、最も下の環境にあたる(強力なカードが使える)ものです。
知らない人からするとワンキル(1ターンキル)が連続するような環境と思われがち(ゼロではない)ですが、きちんとゲームとして成り立っています。
有名なカードはMTGを代表するカード「Black Lotus」を筆頭とするパワー9が使える環境です。
パワー9がないと勝てないと思われがちですが、あながちそういうこともなく、Bazaarデッキをはじめとした、パワー9が入らないデッキもありますし、普通のフェアデッキをパワー9なしで構築しても、普通に戦えます。
コンボが多い環境なので、殴り勝つデッキに対しての対策が弱い部分も多く、パワー9がなくても構築によって普通に勝ち上がれる環境でもあります。
(もちろんそこにパワー9が入ればさらに強化されますが)
ダブルマスターズにもヴィンテージ級のカード(EDHでも使える)入ってますね
2 Legacyレガシー環境との比較
Vintageの上の環境でLegacy(レガシー)という環境があります。
Vintageらしいパワー9が禁止カードとなっており、参入障壁が低く、参加者が多い環境(とはいっても高額ですが)VintageとLegacyは似ていて非なるものであると思ったほうがよいです。
Legacyではパワー9が使えない代わりに、Lion’s Eye DiamondやLotus Petalが4枚使えるなど、別の意味で壊れた環境です。
どちらも強いカードが使える環境には変わりありませんが、方向性が違うと思ったほうがいいと私は思います。
目線が違うのでレガシーでは構築できるデッキがヴィンテージでは構築できない。
ゲームにならないなんてこともあります。
3 私がVintageに参戦を決めた理由
① はま屋という存在
私は普段松本市にある「はま屋松本店」にお世話になっています。
このお店の日常的な環境は、(私は主に)
・レガシー
・モダン
・パウパー
・ヴィンテージ
です。
もちろん、スタンダードやパイオニアのプレイヤーも多くいますが。
「地方のお店でレガシー12人、パウパー8人FNMで集まるとか普通ある?」
「日曜日のヴィンテージで6人集まるとか」
という環境です。
MTGに復帰して最初に通うようになったお店がここであったため、自然と下環境中心となりました。
参考にはま屋さんの通販サイトはこちら
② 下環境の面白さ
私が初めてMTGに触れたのはテンペストブロックでした。
その後休むことがありながらも時のらせんブロックまでカードに触れておりましたが、いろいろあって引退をしました。
その後、ゼンディカーの夜明けから復帰です。
レガシー中心で復帰しましたので、ヴィンテージに興味を持つのは時間の問題でした。
昔はスタンダードを追いかけていましたが、今は古いカードを使って楽しむ環境で長く遊べることを楽しんでいます。
レガシー(モダン)以下はローテーションにびくびくすることもありませんで、好きなカードをずっと使うことができます。
高額ですが一つデッキを作れば調整と入れ替えで何(十)年も遊ぶことができます
③ 今後の参入障壁を考えて
上記でパワー9がなくてもヴィンテージは始められると書きました。
しかしパワー9のない代表的なデッキである「Bazaar of Baghdad」を使うデッキ
これでもスタートで150万円近くかかります。
今が一番安いを素で行くのがヴィンテージです。
今始めなかったらもう始められない、そう思ったらカードを買っていました。
4 Bazaarデッキを選択した理由
一番は金額です。
パワー9をいれて組みたいと最初は思ったのですが、そうなると最低300万円スタートだったことから、手が出しやすい「Bazaar of Baghdad」を4枚使うデッキにしました。
そしてその多くがドレッジを選択するため、ピッチホロウというピッチスペルを多用するデッキを作成することにしました。
周りにドレッジプレイヤーがいたこともその理由です。
5 作成したデッキリスト
私が作成したデッキは次の通りになります
2021年12月12日にはま屋松本店で開催された添削さんプレイマット争奪戦のデッキリストです。
まさかですが、公式戦初戦でいきなり優勝をすることができました。
メインボード/Mainboard 60枚
土地/Lands 11
《Bazaar of Baghdad》 4
《露天鉱床/Strip Mine》 1
《不毛の大地/Westland》 4
《ガイアの揺籃の地/Gaia’s Cradle》 2
クリーチャー/Creature 28
《復讐蔦/Vengevine》 4
《虚ろな者/Hollow One》 4
《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla》 4
《ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob》 4
《恐血鬼/Bloodghas》 3
《猛火のルートワラ/Blazing Rootwalla》 4
《死の達人/Master of Death》 4
《激情/Fury》 1
呪文/Spells 21
《意思の力/Force of Will》 4
《誤った指図/Misdirection》 4
《虚空の杯/Chalice of the Void》 1
《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》 2
《精神的つまづき/Mental Misstep》 1
《有毒の蘇生Noxious Revival》 2
《否定の力/Force of Nagation》 3
《活性の力/Foce of Vigor》 2
《血清の粉末/Serum Powder》 4
サイドボード/Sideboard 15枚
《Contagion》 1
《不快な群れ/Sickening Shoal》 2
《応じ返し/Snapbaxk》 2
《虚空の力線/Layiline of the Void》 4
《激情/Fury》 1
《活性の力/Foce of Vigor》 2
《貪欲な罠/Ravenous Trap》 3
よくある構成に比べてピッチスペルを減らし、クリーチャーを増やして攻撃的な構成となっています。
土地も多いのでしっかり恐血鬼が返ってくるのが割といい働きをしました。
6 ピッチスペルの追加とルートワラ、死の達人
モダンホライゾン2 で新しいインカーネーションサイクルが5種類追加され、ピッチスペルが強化されました。
私は今回採用したのは 《激情/Fury》だけですが、構成とすれば《悲嘆/Grief》、《忍耐/ Endurance》、《緻密/Subtlety》も使用可能です。
ヴィンテージのパーツとなりえるカードもモダンホライゾン2には入っているので(レガシーならかなり採用されていますし)少し買い集めてもいいかもしれませんね
ちなみにみんな大好き(大嫌い)な猿(ラガバン)とウルザの物語もヴィンテージで猛威をふるっているカードです。
死の達人
猛火のルートワラ
モダンホライゾン2でピッチホロウが強化された理由のカードです
これらのカードを捨てることで実質カードロスがなく、2ドローができます。
7 その他マジックザギャザリングの記事は
2月にネオ神河こと 神河:輝ける世界 が新しく発売されます
イニストラード:真夜中の狩りスリーブが発売されます
8 下環境参入したい人に一言
私が優勝させていただいた、添削さんプレイマット争奪戦は10人でしたが、そのうち私を含め3人はヴィンテージデビュー戦でした。
そして、バザーを使わないタイプのクリーチャー主体デッキのパワー0、パワー1のデッキであっても普通に勝利することができていました。
必ずしもパワー9がないからヴィンテージに参入できないなんてことはありませんし、デュアルランドがないから、レガシーができないなんてこともありません。
(私もデュアルランドなしレガシーデッキ持ってます)
やってみれば「沼」です。環境にとらわれず、興味があるならぜひ参戦してみてください。
長く長く楽しめますよ。
コメント