ポケモンカードの価格が高騰する際に色々な人が指標とする「鑑定枚数」「PSA10取得率」
ポケモンカードにしろMTGにしろ、遊戯王OCGにしろ。
トレカをやっていれば価格の高騰下落を追っていないことなんてないと思います。
「このカードはPSA10の枚数が少なくて取得率が低いから上がると思う」
正直雰囲気で聞いていませんか!?
ナンジャモSARの鑑定品が世の中に何枚あってそのうち何千枚がPSA10なのか?
リーリエの鑑定品の枚数は?
同価格帯の人気カードとの枚数の比較は?
『オレタチハ雰囲気デポケモンカードヲカッテイル(俺たちは雰囲気でポケモンカードを買っている』がほとんどだと思います。
これができる人は実はあまりいないと思います。
ちなみにPSA鑑定に出すためのカードセイバーはやっと買えるようになりましたね
PSA検索の仕方
PSA検索についてはPSA JAPAN(日本のPSA)のページから入ることができますが、日本語のページではありません。
日本のページであっても本家のページに飛んで検索することとなります。
「鑑定分布データ・証明番号確認」のどちらかから、検索することとなります。
※本記事はPSAサイトのスクリーンショットを引用しています
留意事項
PSAは海外のサイトですので、海外名で検索することとなります。
例えば、
リザードン ⇒ Charizard
リーリエ ⇒ Lillie
マリー ⇒ Marnie
ナンジャモ ⇒ Iono
ボタン ⇒ Penny
というような感じですね。
名前が分からないカードは普通にGoogle検索で『対象名 英語』でほとんど出てきますので、どうにかなると思います。
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鑑定分布データ検索の仕方
もっとも一般的な検索方法です。
ほとんどのカードはこちらの方法で検索できます。
鑑定分布データ検索はこちらから行えます
実際の検索の状況
検索画面にこのように入力するとポケモンに関係するリーリエの検索をすることが出来ます。
試しに検索結果をみてみましょう。
※2023年10月15日現在、2022年末までのカードしか鑑定分布検索に対応していません。そのため、スカーレット・バイオレット以降のカードについてはカード番号検索から行うこととなります。
日本のボックスの場合は『Japanese』と書かれています。
カード番号と収録パックがわかりますね。
分かりやすいところでGX Battle Boostの119/114リーリエ「通称:がんばリーリエ」の鑑定分布についてみてみましょう・
鑑定分布の状況
全部で5140枚のカードが鑑定されており、そのうちサイン入りのカードは7枚のようです。
AUTHについては本物かどうかの鑑定のみをおこなったもので、1~10までの鑑定分布が記載されていますね。
このまま下にスクロールしていくとリーリエなどの鑑定結果があります。
リーリエとルザミーネの鑑定枚数がわかりました。
2023年10月15日現在で、以下の枚数です。
リーリエ 1456枚鑑定され722枚がPSA10、424枚がPSA9 PSA10取得率は49.5%
ルザミーネ 1199枚鑑定され、477枚がPSA10、404枚がPSA9 PSA10取得率は39.7%
証明番号からの確認
2023年10月15日現在、2023年に発売されたポケモンカードについては鑑定分布データ検索が上手くできない状況となっています。
おそらく登録が追い付いていないためと思いますが、証明番号からであれば検索することが可能となっています。
証明番号検索はこちらから行うことが出来ます
検索方法
PSA鑑定済みのカードに記載された8桁の番号を入力することで検索できますが、問題があります。
『日本では鑑定番号を隠すことが主流である』ということです
自分が持っているカードであればよいのですが、持っていないカードの鑑定番号をどう探していくかがネックになります。
個人的によく使っている手法はebayです
ここ最近日本のカードが海外にだいぶ輸出されており、magiもebayに出品するほどです。
そのため、『対象カードの英語名 japanese PSA』で検索すると大抵カードが見つかります。
また、ほとんどの場合、鑑定番号が隠されていないことから証明番号に使うことができます。
検索結果
わかりやすいところで『ナンジャモ/Iono』で検索をしてみましょう
ここにナンジャモSARの鑑定番号が出ているカードが出品されているのがわかります。
鑑定番号は「79060955」であることが分かったので検索してみましょう。
検索結果はこちら
確かにPSA鑑定されたカードのようです。
ただこれだけでは枚数はわかりません。
一番下にあるPOPULATIONをクリックすると枚数がわかります。
クレイバースト自体は27547枚のカードが鑑定されているようですね(2023年10月15日現在)
ナンジャモSARの枚数は以下の通りになっています。
ナンジャモSAR 7656枚のカードが鑑定され、PSA10が4723枚、PSA9が2796枚 PSA10取得率61.7%となっています。
PSA鑑定枚数を確認することはかなり大事な作業です
カードの人気度を測る、枚数を見るなどの作業は必ずやったほうがいいと思います。
「あの人が枚数が少ない、PSA10取得率が低いって言ったから」は雰囲気です。
実際の鑑定枚数を見ると色々と考え方が変わると思います。
併せてポケモンカード以外のカードゲームもぜひ見てみてください。更に世界が変わると思います。
PSA10は別にしてもポケモンカード全体の平均価格は下がり傾向にありますし、生産量も以前よりかなり増えています。(PSA10も増えすぎて個人的には不安ではありますが)
私が「気を付けたほうがいいよ」と言っているのはこのようなのを自分で確認しているからです。
見れば見るほど『PSA10だから大丈夫』とは言えなくなると思っています。
周りを鵜呑みにせず自分できちんと考えて動きましょう!
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