2022年10月現在、日本国内で人気を二分するカードゲームといえば
ポケモンカードゲーム or 遊戯王オフィシャルカードゲーム
のどちらかだと思います。
体感的には最近は遊戯王OCGがポケモンカードに押されているという空気が流れていますが、実際にデータで見てみるとどうなのかがはっきりとわかります。
今回の確認方法
Googleのトレンドを把握するGoogleトレンドを活用して
遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム(区分:カードゲーム)
ポケモンカードゲーム(区分:ゲーム)
でトレンド検索をして比較しました。
直近90日
過去1年
過去5年
のデータをさかのぼると面白いことがわかります。
果たして結果は?
【PR】ポケカも遊戯王も遊々亭
トレンドの推移
青が遊戯王、赤がポケモンカードです
直近90日間
ほぼ全期間を通じてポケモンカードのほうがトレンドが強くなっています。
この期間、遊戯王OCGについては、「年末BOXのSECRET UTILITY BOX」の予約開始や、「DARKWING BLAST」の発売があったにも関わらず、明らかにポケモンカードのほうが上です。
ポケモンカードのトレンドが最も強かった日は『白熱のアルカナ』の発売日ですね。
期間平均を見てもポケモンカードが上回っています。
直近のトレンドはポケモンカードのほうが強くなっています。
過去1年
2022年1月末から2月前半にかけて急激に遊戯王OCGのトレンドが急上昇しました。
これは時期として、『HISTORY ARCHIVE COLLECTION』が発売した時期となります。
前年の『Prismatic Art Collection』が強烈だったためにトレンドが上昇したということになると思いますが、この期間を除くとじわじわとポケモンカードが押し迫っていった様子がわかります。
過去5年
5年前は一時的にポケモンカードが迫ることはあっても、まだまだ遊戯王OCGのほうがはっきりとトレンドが強かったのがわかります。
ポケモンカードが強くなり始めたのは、2020年末のシャイニースターVくらいからということですね。
そのあたりからじわじわと逆転現象が起き始め、現在はトレンドがポケモンカードの移っているといえます。
遊戯王とポケカのトレンドが逆転した理由
いくつかの要因はあると思います。
少しまとめていきたいと思います。
ルールの簡単さ
遊戯王に比べてポケモンカードはルールが簡単で一本筋が通っています。
簡単なルールでも戦略性があり、老若男女が楽しめるもの、かつ子供の算数の勉強にもなるということであれば、保護者としても触れさせやすいところはあると思います。
遊戯王は大規模な改訂があり、かつ複雑なルールやテキストで新規参入障壁が高くなっています。
難しいカードゲームといわれやすい、MTGのプレイヤーである私からしても遊戯王OCGのテキストの長さ(コンマイ語)については『無理!!』ってなりますよ。
純粋なコンテンツ力
ポケモンというコンテンツの強さが実を結んだ結果だと思います。
実は遊戯王OCGよりもポケモンカードのほうが歴史は長いですし、子供への人気の強さはポケモンのほうが上でしょう。
今年は新作も出ますしね。
価格の高騰
女の子SRの高騰が著しいのがポケモンカードです。
価格が下落傾向なのが遊戯王OCGです
われ関せずなのがMTGですね。
追い付け追い越せはワンピースカードゲームかな
とりあえずポケカは価格高騰が恐ろしいことになっています。
所謂コレクターやバイヤーといわれる層が遊戯王からポケモンカードに鞍替えをしているという話を聞きます。
カードの価値は買う人がいなければ下がる一方なので仕方ありませんが。
それだけ各方面から注目を集めているのだと思います。
今後の流れはどうなる?
個人的には日本でのトレーディングカードゲームの覇権は、遊戯王OCGからポケモンカード移ったと考えています。
今後はポケモンカードゲームを中心に日本のカードゲーム業界は動いていくと思っても過言ではないと思います。
また、2023年のポケモン世界大会は横浜で行われます。
これにより何が起きるかはよく考えたほうがいいと思います。
日本は今円安です。
ポケモンカードは世界的にも人気が拡大しています。
コロナもふんわり落ち着いて、海外旅行客も受け入れるようになりました。
知っている人は知っているかもしれませんが、日本のポケモンカードは日本以上に海外で高く売れます。
カードのバイヤーが世界大会で入ってきて大きく買い付けが入り、国内のシングルカード価格が高騰するであろうことは予想がつく現象です。
海外で人気の動向を見ておくのも大事かもしれませんね。
日本では女の子ですが海外ではリザードンやレックウザなんかは定番ですね。
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