2023年もそろそろ終わろうとしています(記事作成日、2023年12月9日)
2023年はポケモンカードバブルが最も盛り上がった年でもあり、トレーディングカードゲームが世間で大きく認知されたタイミングでもあったと思います。
総論
トレカ全体としていい意味でも悪い意味でも大きく盛り上がった年だったと思います。
世界的にみればLorcanaも発売し、新しい風がトレカトレンドの中に入りましたし、日本発でいえば、ONE PIECE カードゲームが世界的に需要が騰がっています。
コロナ禍がひと段落して、人の流れもモノの流れも大きく動き始めたことから、トレーディングカードゲームの市場も大きく動き始めた1年間となりました。
個別
各トレーディングカードゲームごとにふり返っていきましょう。
国内タイトル、海外タイトルともにメジャーな物について確認していきます。
ポケモンカードゲーム
今年最も盛り上がった(2020年末くらいからずっとですが)トレーディングカードゲームがポケモンカードゲームであることは間違いないと思います。
トレカ≒ポケカ≒おしゃれなもの
として、老若男女問わず、夢中になったカードゲームとなりました。
1月の新シーズン到来からのSAR、ナンジャモ
5月~6月にかけての暴騰
そして暴落
8月の世界大会が日本で初開催
大量生産による転売の抑制
年末ハイクラスパックの爆量
カートン販売の禁止など
様々なことが起きた一年間でした。
プレイヤーとすればGレギュレーションと世界大会は大きなものだと思いますし、コレクター、バイヤー、投資家からすれば5月~6月の暴騰とそれに伴う暴落は記憶に残るものだったと思います。
今思い返しても異常な状況でしたね。
ただ、ここまでの大量生産、そして市場の成熟が図られてきていますので、今後は同じようなことは怒らないと思います。
まさにチューリップバブルの再来といえるような状況でした。
2024年以降に向けて気を付けてほしい点とすれば
『ポケカ投資家の高騰煽りに注意する・今後は大量生産で普通に買えるようになる』
ということです。
BOX購入できるものも増えてきました。
そしてお店によっては売れ残っていることもあります。
これまでのような状況は終わりです。
イーブイヒーローズ
ポケモンカード151
VSTARユニバース
過去の生産量が少ないボックス
などの一部のアイテムや特殊性の高いプロモカード、古いSRの量が少ないものなどを除いて、極端な高騰はありえなくなってきています。
一時的な買い煽りに騙されないようにしていく必要があると思っています。
2023年はまさにチューリップバブルのチャートのようでした。
どこかで見たことあるチャートですが、れっきとした古いものです。
これと同じことが起きていたのが2023年です。
歴史は繰り返されましたね。
ポケカの功罪「トレカの認知」
色々騒ぎにはなりましたが、やはり一番の功罪といえば、世間にトレーディングカードゲームをみとめさせたというところでしょうか。
これまで知らなかった層にも浸透をさせ、マイナーな物からメジャーなものに引き上げてくれたと思います。
2024年はとはいっても少し全体的な売り上げは落ちそうな気もしますけどね。
ONE PIECE カードゲーム
今年大躍進したカードゲームです。
2022年にROMANCE DAWNが発売され、世界的にも品薄となっている状況があります。
世界的な品薄の理由としては地域ごとに使用できる言語が定められていることもあります。
そのため、特に英語版は品薄となっているような状況ですね。
《日本語版》使用可能エリア
・日本・香港特別行政区・台湾地域・シンガポール・マレーシア・インドネシア・フィリピン・タイ
《英語版》使用可能エリア
・北米・ラテンアメリカ・ヨーロッパ・オセアニア
《簡体字版》使用可能エリア
・中国内地
ONE PIECEカードゲームの特徴
プレイヤースキルにかなり左右されるカードゲームとなっています。
そのため、運要素で勝ちあがることが少なく、わかりやすいゲーム性ではあるものの、実力がはっきりと出ることからコアなユーザーにも支持されている点があります。
希少カードの希少性
コミックパラレルなどは数十カートンに1枚などといわれており、封入率が低くなっています。
また、プロモカードも限定品が多くコレクションのし甲斐がありますね。
ただ、今後気を付けていかないといけない点として、ポケモンカード投資家といわれていた人たちが、こちらに入ってきています。
同じ轍を踏まないように気を付けていきましょう。
BANDAIの生産力をなめてはいけません。
一度でもプラモやトレカのせどりや転売をしようとしたらわかると思いますが、一旦転売されるとわかるや否や、圧倒的物量でつぶしに来ます。
今、BANDAIのそのターゲットになっているものはONE PIECE カードゲームとガンプラです。
高額品を。。。ならまだわかりますが、BOXやパック、通常レアで稼ぐことはできないと考えていたほうがいいかと思います。
遊戯王OCG、ラッシュデュエル
今年は遊戯王OCGにとっては苦境の年
ラッシュデュエルにとっては成長の年
だったと思っています。遊戯王OCGは生産量が増えすぎたこともあり、また、ポケモンカードとONE PIECE カードゲームに食われてユーザーを減らしています。
コンマイ語と呼ばれる細かさも敗因ではないかと思います。
ラッシュデュエルは逆に少しずつですがユーザーを増やしているように思います。
それなりに売れている者も増えてきていますし、これから成長が期待できるような状況になってきています。
オーバーラッシュパックやハイグレードコレクションなどもしっかり発売出来ていることから、それなりにプレイヤーも確保していますね
デュエル・マスターズTCG
国産のプレイヤー層が多いカードゲームの代表といえるものですね。
今年は神アートの年といわれるくらいには神アートが大量生産
超刺激(アドレナリン)パックの発売
などが大きく目立った点でしょうか。
もともとプレイヤーに寄り添ったタカラトミーのカードゲームということもあり、あまり高額カードというイメージはなかったのですが、高額帯もかなり増えてきました。
競技性も高いのである意味健全な路線で2023年は推移したのではないかと思っています。
マジック;ザ・ギャザリング
海外トレカの雄であるマジック;ザ・ギャザリング(MTG)ですが、取扱店舗をかなり減らした1年となりました。
取り扱いをやめるので安く売りますポストをかなり見かけました。
ただ逆に専門店での売り上げは上がっていますし、世界的に見れば売り上げも伸びているようです。
Foil商法やシリアルナンバー商法
Secret Lair商法・コラボ商法
色々手を変え品を変えですが、なんだかんだ売れています。
国際的需要でみれば注目すべきカード
もっとも敷居の高いヴィンテージでも世界レベルの大会で200人、300人(最低1デッキ200万円~)の人が集まります。
また、賞金制大会でもあり世界選手権であれば総額50万$(優勝賞金10万$)の大会が開催されています。
ここ数年の円安ドル高で、日本のカードが安くなったこともあり、かなり海外へのカード輸出もされている気配があります。
難しいが把握はしておいたほうがいい
ポケモンカードは吊り上げられてたカードの価格がかなり下がりました。
MTGもじわじわとですが、再録禁止カードの価値があがっています。
それらについては多少の変動はあれど、さがっておらず、あがっているものがほとんどです。
投機的ではなく投資的に騰がっているということもできます。
もし今あなたが投資目的・100万円でONE PIECE カードゲームやポケモンカードの高額帯を買うのであれば、MTGの再録禁止土地(黒枠デュアルランドなど)手が出る比較的綺麗なパワー9などを買ったほうが、個人的にはいいのでは?とおもっています。
実際私も買いましたしね。
Power9やデュアルランドは一生ものの資産です!個人的に
Fresh and Blood
FaBと呼ばれて今年、2023年に日本に入ってきたカードゲームになります。
プレイ人口はまだ少ないですが、MTGと年齢層は被る、少し環境デッキを握るには高いカードゲームとなっています。
2024年には日本語版も発売になるということもあり、注目すべきカードゲームとなっていますね。
始めるなら早いほうがいいですよ。
狙うなら初版
FaBは買うなら初版で買ったほうがいいカードゲームとなっています。
Cold Rareなど高額帯は初版限定です。
ただ、剥いてみたいならアンリミテッドは安いので、それもありですね。
Lorcana
D23expo2022で公開されたウォルト・ディズニーのトレーディングカードゲームとなります。
日本での発売については未定ですが、海外から輸入している人も少しずつ増えてきました。
私個人も輸入しています。
売り上げは上位
Lorcanaの新弾については発売されると完売する日本におけるポケモンカードの様相を呈しています。
そのため、海外では他のトレカを差し置いて、発売月の売り上げランキングのトップを独占しています。
ゲーム性も話題に
イメージとすればデュエマとMTGに近いということが言えると思います。
また戦略性も高く、かなり面白いようです。
カードのレアリティについてはポケモンカードに倣っている部分もあり、高額カードもしっかりと封入されています。
海外から購入する際には転送業者が必要なのでShipitoの登録はしておきましょう
2024年以降の予想は?
2024年以降の日本のトレカ二大巨塔は
ポケモンカードゲームとONE PIECE カードゲーム
となるとおもっています。当面この牙城は崩されないと思います。
ただ、どちらも生産量も増え、これまでのように、買えない、転売が高いということはなくなってくるのではないかと重いっています。
バイヤーだけの人口は少しずつ減っていき、プレイヤーが増える健全な環境になるのではないかと思います。
注目ポイント
ポケモンカードゲームは成長期から成熟期へ進んだと思います。
これから先に見えるのはスタンダードからエクストラ&殿堂への人の移行です。
人口が増え、スタンダードで使えない強いカードが増えてくると人は下環境へ進みます。
そのため、エクストラや殿堂へ主戦場を広げていく人が増えてくると思います。
スタンダードでは紙でもエクストラでは武器になります。
そのあたりは今後のカード収集で意識すべき点でもあると思います。
また、海外とのやり取りが更に活発化すると思われます。
これは今後更に増えていくと思います。
日本のカードが欲しい海外勢
逆に海外のカードが欲しい日本勢
言葉は分からなくてもTCGを通じて、交流をはすることが出来ることもかなりいいですよね
個人レベルでカードを輸入するならかなり良いですよ!
ebayもよいですね
海外との取引が活発になる以上、海外で人気のあるカードは日本で安くても海外で高くなる可能性は充分にあります。
そのあたりは注目してみていきたいですね。
2024年も新しいカードゲームが発売します
2024年最初の注目はドラゴンボール超カードゲームFusion Worldですかね?
世界的人気のカードゲームが日本でもついに発売となります。
このように世界のトレカトレンドと日本のトレンドが一致し始めています。
世界に来年は目を向けましょう!
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