2023年4月末頃から、連日のように、
トレカ高騰・転売・品薄
といわれています
主にポケモンカードですが。
スノーハザード&クレイバースト(ナンジャモ需要)で大きくニュースとなり、一部界隈では「そろそろブームは終焉だろ」といわれて手放している人が増えているのもまた事実です。
そんな中でもリーリエの全力SRやドリームリーグピッピプロモなどがここにきて高騰をするなど、まだまだブームや過熱は終わらせないという空気感も漂っています。
現状まとめ
雑感として感じていることを書き綴っておきます。
個人的な意見ですが同じこと思っている人も多いかと思います。
遊戯王OCG
数年前はトレカトレンドの最先端をずっと走っていましたが、2022年以降は失速し、年初のお祭りBOXも勢いがありません。
DUELIST NEXUSは25thシークレットレアが最初だけ高騰したのみで一瞬で下がりましたし、今までの勢いはどこへやら
よく言われていたのが遊戯王投資家といわれていた人たちがポケモンカードに流れたといわれています。
ショップでは買取は多いですが、高額帯はなかなか捌けないようです。
レアコレでさえきついといわれています。
ポケモンカード
2020年末から大きくトレンドが動き、トレカトレンドの中心は2023年5月初頭現在、ポケモンカードです。
高額鑑定品、女の子のSR、SARなどのハイレアリティなどは資産としての地位を確立しており、投資や投機の対象ともなっています。
またコレクター需要や世界的な需要もあがってきていますね。
ただ、現状として、品薄や高騰が社会問題となってきており、株式会社ポケモンも対策に乗り出しているところです。
生産量が今以上に増えて、どこでも買えるようになってくれば、今のような過熱は収まるのではないでしょうか。
大都市圏はいいかもしれませんが、『買取金額>販売金額』の様相も呈しており、このままショップも買取を続ければ、破産する可能性も充分にある状況となってきています。
いつまでかはわかりませんが、現状長くはこの状況は続かないと思います。
ミモザSARも鑑定品、だいぶ下がってきていますね。
未鑑定であれば60000円代から買えるようです。
MTG(マジックザギャザリング)
日本国内においては、3番手か4番手の売り上げのMTGです。
古参のプレイヤーも多く、新規は敷居が高いともいわれています。
基本的に新しいカードは競技で強いと認められると高騰する傾向がありますね。
国内では苦戦を強いられているようにも見えますが、プレイヤーの使う金額も割と大きく、世界的にはポケカや遊戯王OCGを圧倒し、最も売れているトレーディングカードゲームであることにはまちがいありません。
一部の特殊なカードやオールドカードの再録禁止を除き、新規のカードが高騰することはあまりありませんが、相場が安定しており、資産という面では実は最も安定しているのではないかと思います。
トレカの基軸通貨としてとらえるとわかりやすいのでは無いかと思います。
Black Lotusなんかはいまだに高騰を続けていますし、デュアルランドも高くなっていますね。
ヘタにポケモンカードの高額帯を買うよりも安定していて下がる要素も少ないと思っています。
デュエル・マスターズ
基本的には競技需要が強くなっているので、相場が安定しています。
高くなるというよりも強い・使われているカードにきちんとした値段がつくのがデュエマです。
ただ、再販が多く、年齢層も低いため高騰が激しいということはありません。
ワンピースカードゲーム(ONE PIECE CARDS GAME)
2022年、発売当時は大トレンドを作りましたが、落ち着いてきています。
買えなかったから買ってみたい、剥いてみたいという人がいたところでしたが、割と買えるようになりかつシングルの価格も下がったことにより、注目度が下がりました。
OP-03 強大な敵は人気もなく、Amazonなどで普通に定価購入可能
最も人気の高い頂上決戦もまともな値段となっています
今後の予想展開
時期まではわかりませんが今後の展開がどうなるか考えていきましょう。
マスコミに大きく問題として取り上げられた時点で基本的にトレンドは終焉を迎えているといえると思います。
そのため、ポケモンカードを中心としたトレカの転売・品薄トレンドも近い将来終焉となるでしょう。
ポケットモンスターは元々任天堂であることは皆さんご存じの通りです。
コロナ禍で品薄であったニンテンドースイッチ、あれほどまで買えなかったのに今はどこに行っても溢れるくらいに買えます。
よってポケモンカードもそうなる未来はあるのではないかと思います。
増産に次ぐ増産で品薄は解消、ポケモンカードのシングルカードの新弾価値は遊戯王のようになる
ポケモンカードは今後増産となり、おそらく予想を超えるような出荷量となっていくのではないかと思います。
こちらの記事に増産と品薄の謝罪についてまとめてあります。
私個人としては炎上商法という点も狙っていた部分もあるのではないかと思います。
ぎりぎりを見極め、増産を図る、というスタンスを取っていると思います。
企業レベルとしてそれができるくらいの資金力と計画力があるのが任天堂だと思います。
当たり前ですが市場に出るカードの枚数が増えれば増えるほど、新弾のシングルカードの価値(ハイレアリティ)は下がります。
実際にスタンダードレギュレーションのSARやSAなどはだいぶ下がってきている者が増えてきています。
生き残るカードは?
競技需要という側面、再録禁止などで今後世に出ない側面、生産されていないカード
このあたりがターゲットとなると思います。
色々と問題はありましたが、競技人口はやはり増えていると思います。
そのためきちんとプレイヤーがいるカードゲームはこれからの生き残るでしょうし、競技用のカードは一定の価値を担保し続けると思います。
また、同じカードがもう二度と世に出ることがないものは、基本的に価値がこのまま担保されていくのではないかと思います。
- マジックザギャザリングの再録禁止
- 古い遊戯王カードの特殊レアリティ
- 2020年以前のポケモンカードのSR以上
などがその類かと思います。
ONE PIECE CARDS GAMEは今後少し厳しいと思います。
ワンピカードが初めてのトレカという層はほぼいないと思います。
複数のカードゲームを続けることはかなり厳しいですしね。
店舗の減少
デュエルスペースのない高額カードだけを取り扱うような店舗は近い将来、廃業に追い込まれると思っています。
コレクターは別にして、今回のブームのある意味の立役者であるバイヤーや転売ヤーは、金儲けの話には早く、撤退も早い人が多いです。
高いうちに売りぬかれて、資金を持っていかれ、下がりゆく相場の中、在庫を抱えることになる店舗は多いと思います。
特に高額帯は上がるときも下がるときもジェットコースターです。
メーカーや問屋からの仕入れがなくても、その波に乗って売り買いが活発な時はいいですが、下がり始めて在庫が不良在庫となったときは厳しい戦いを強いられそうですね。
日本三大トレカ地域の秋葉原、大須、日本橋
生き残れる店舗は、
問屋仕入れのある、デュエルスペースがあるところ
体力のある大手
客に嫌われても買取を抑えたところ
ではないかと思います。
トレカ産業の未来は明るい!
このトレカトレンドも、コロナ禍の生み出した産物ですし、コロナ禍が終わったからといってこれだけ認知されたものが一瞬で消えることはありません。
少なくとも趣味などの一環として世間に認知されたものとなったと思います。
転売ではなくコレクターやプレイヤーとして、きちんと伸ばしていきたいものですね。
※俺もカードショップやりたいなぁ(密かに考えています)