2023年5月~6月のバブルほどではありませんが、ポケモンカードの古いSRトレーナーズサポートカード(女の子SR中心)で高騰の兆しが出ているようです。
数日で大きく価格が高騰したカードも出ており、にわかにその界隈が盛り上がっています。
高騰といえば「magi(マギ)」が主導といえる部分もあります。
そのmagiも少し前よりかなりの高値を付けてPSA10のカードの買取を告知しています。
グラフで見る高騰の状況
スニーカーダンクがトレカの鑑定品シングルを通販で買うとすればわかりやすい&相場がはっきりしていることから、スニーカーダンクの価格で確認をしていきたいと思います。
ここ数日で大きく高騰していることがわかります。
※9月4日現在の相場となります。
リーリエ(がんばリーリエ) SR[SM4+ 119/114]
最高価格は1000万円オーバーからの現状400万円取引。
その間に200万円もはさんでいますが。正直200万円でも高いと個人的には思っています。
リーリエ(帽子リーリエ)SR[SM1M 066/060]
こちらも最高値は500万円近くなっています。
現状は150万円程度ですが。50万円程最安値から戻した形となります。
リーリエの全力 SR[SM11b 068/049]
最も話題となったリーリエカードである「リーリエの全力」
メルカリではMAX80万円で買った人がいるとかいないとか。
鑑定品は20万円近くまでスニーカーダンクでの取引が成立しています
未鑑定品は40000円程度から購入可能です
ソルガレオ&ルナアーラGX(SR)[SM11b 063/049]
PSA10鑑定で最大30万円近い価格をつけたカードとなります。
その後5万円まで価格がおちましたが、ここ1週間では15万円近くまで値段が上がってきています。
未鑑定品は現状30000円程度から購入可能です。
ブラッキーVMAX HR: SA[S6a 095/069]
フリマサイトでは100万近い価格まで高騰したブラッキーVMAXのHRスペシャルアート
ポケモンのカードとすれば国内では異例の大出世です。
ちなみに鑑定の本場海外のEvolving SkiesのBGSブラックレーベルも10000$近い価格となっています。
ブルーの探索 SR[SM9b 061/054]
このあたりも高騰対象として挙げられていたカードですね。
やはりわかりやすく価格を上げています。
ラティアス&ラティオスGX SR: SA[SM9 105/095]
元々乱高下の激しいカードですが、例にももれず高騰していますね。
1週間で相当な高騰をしています。
ここまで代表的に目立つカードを中心に上げてきました。
他のカードも基本的には高騰し始めているといっても過言ではないと思います。
どのあたりのカードが高騰しているのか?
基本的には古いカードが中心となって高騰していますが、ハイクラスパック「VMAXクライマックス」に収録されたユウリや「シャイニースターV」のマリィなども高騰してきていますね。
ただ、一般的に「素体」といわれる未鑑定品のカードの価格はリーリエ関連を除いては大きく動いていない印象があります。
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果たしてこの価格が適正か?
2023年3月分の鑑定がまだ帰ってきていない現状として、これだけのPSA10が世の中に存在しています。
もちろんこれ以外にも世界にはBGSがありCGCがありと鑑定機関が存在し、それぞれの基準で鑑定結果をつけています。
※参考:ポケモンカードの人気女の子SRのPSA鑑定枚数
がんばリーリエ:総鑑定枚数1325枚中「PSA10が686枚」
帽子リーリエ:総鑑定枚数1251枚中「PSA10が597枚」
リーリエの全力:総鑑定枚数6958枚中「PSA10が4864枚」
マリィ(シャイニースターV):総鑑定枚数15793枚中「PSA10が12302枚」
※比較対象
300万円~といわれると比較となるカードはやはりこの辺りではないでしょうか。
Magic:the GatheringからPower9
比較的枚数のあるUnlimited EditionのBlack LotusとMox5種類の鑑定枚数を確認していきましょう。
そもそも鑑定枚数自体が少なくなっています。
PSA10に至っては二桁しかありません。これであれば高額となるのも納得できます。
それだけ世界的な流通数が少ないということですね。
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今回の高騰は?
個人的にはトレンドで行けば「まだダウントレンドの中の調整での高騰でまた下がる」でないかと思っています。
株でもFXでも常に下がり続けるのではなく、一瞬高騰して、「お‼戻った」と思って購入しまた下がっっていくことは日常茶飯事ですし、ポケカ「投資」というのであれば、そのようなことがあることは理解しなければいけないと思います。
個人的にはまだまだポケモンカードは高すぎる
現状のポケモンカードは、プレイヤーとすれば「スタンダードが強い競技環境」がメインであり、エクストラや殿堂などの下環境といわれるような環境はそれほど人気がありません。
20万円、30万円クラスの鑑定品価格となっているRevisedのデュアルランドでさえ(世界的にEDH需要で高騰しているカード)でさえ、鑑定品の枚数はこれしかありません。
これを考えるとやはりまだ今の価格は異常であるといえることができると思います。
ポケモン世界大会の需要は?
いわれていましたよね「ポケモン世界大会で海外需要があるから高騰する」
これによって痛感したことは、海外は、
女の子SRよりも『ポケモンのカードが人気』
ポケモンカード151のBOXが人気あったらしい
極端な世界大会需要はなかった
ということだと思います。
トレードコーナーは盛り上がっていたようですが。
ポケモンカード151の特殊な需要
ポケモンカード151は特殊な需要があるBOXです。
ポケットモンスタースカーレット&バイオレットは知らなくても初代の151匹はみんなが知っています。
そのため、海外でも人気があり取引されているような状況ですね
中国系の買い取り業者がこぞって集めているのはその需要が高そうです。
ただ、これで9月中には英語版のポケモンカード151も発売となります。
欧米はこれで需要がまた満たされてくる部分もあるので、これまでとの流れは変わってくるのではないかと思います。
もし仮に中国需要とかいうのであれば中国も結構今怪しい感じですしね。
世界的にバブルがはじけそうな感じもあります。
※個人的な結論
あくまで私個人の意見であり、もちろん「そんなことはない」と思う人も多数いると思います。
高騰家さんやポケカ投資家さんには大変申し訳ないとは思いますが、現状ちょっと騰がっただけの買い煽りであり、買いが追い付かずに下がると思っています。
ポケカ投資家の人たちの多くが初心者で群がってきた人たちです。
それを食い物にしている人が(売り抜けて利益を出している胴元)売るために煽っている部分も多々あると思っています。
(厳しい言い方となっていますがご理解ください)
・ちょっと騰がってきたから高騰に合わせて売りぬくために買い増ししよう⇒在庫抱えていて買えません。(借金して買った人までいたとかなんとか)
・もっと騰がる、もっと騰がる⇒売り時分からなくて売れません(まだ騰がるって言われてるから売れないよ)
・結果買えず売れずで下がると思います。
それを考えるとここで買うのは悪手だと思いますし、なんなら損切り覚悟で売りぬいたほうが心やお財布にゆとりができるのではないかと思っています。
「需要と供給の一致で価格が決まる」とは言われていますが、比較に差はあるかもしれませんが、
世界一のコンテンツで「世界にPSA10鑑定が700枚以上あり今後鑑定品が更に増えるであろう鑑定品カードが500万円」
世界一売れているトレカで「世界に総鑑定枚数が300枚しかなくてほぼ鑑定品が増える気配はないのに、鑑定品が30万円」
貴方ならどっちといわれて悩みますが適正な価格は300枚で30万円のほうな気が私はしますね。
トレカにおける資産価値
私個人はトレカは資産だと思っていますし、資産的価値で持っているカードやBOXももちろんあります。
ただ、ポケモンカードの急激な高騰や下落は、イナゴによってできたものですし、8月末から9月上旬の高騰もそれにあたると思います。
短期的な売買を繰り返すのであれば、「明らかに高すぎるけど売れちゃうからいいよね」で済む話だとは思います。
ただ資産として持ち続けることを考えるのであれば、このようなタイミングで買うことは避けたほうがいいのではないかと思います。
5月~6月の上昇の時とは状況も違いますし、あの頃に比べれば冷静に見ている人も増えていると思います。
同じような高騰を引き起こすことは難しいと思いますし、早いタイミングで大きく下落し、8月中旬の価格を割り込んでくるような気がしていますよ。
ちなみに6月の下落の際にも下落か!?って記事をあげていました。
ちゃんと流れは読めていると思っていただければ幸いです。
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