北米最大の卓上ゲーム(ボードゲーム)のコンベンションイベントであるGen Conにおいて、2024年以降のマジック:ザ・ギャザリング(以下MTG)のロードマップがパネル発表されました。
2023年9月発売のMTG新製品以降、新しいストーリーが始まるようです。
ストーリー的には
『機械兵団の進軍:決戦の後に』までは「ファイレクシア」編だったようです、次は「領海路」編へと物語が進みます。
2023年製品
Dr.Who(ドクターフー)はUNIVERSES BIYOND(ユニバースビヨンド)であり、かつコラボメインのエターナル環境向けのセットであることから少し違いますが。
エルドレインの森(Wild of Eldraine)
イクサラン:失われし洞窟(The Losr Caverns of IXALAN)
からは領海路編がスタートします。
とりあえず8月中に新しいSecret Lair統率者デッキが発売されることは把握しておきましょう。
新規収録の天使は両面カードのようですね
エルドレインの森
ご存じの通り、エルドレインの森の森ではおとぎ話カード(エンチャント63種類)が特殊枠として収録されます。
イラストには日本人イラストレーターも多数参加(20種類)することから、ストリクスヘイヴン:魔法学院のように人気がでるのではないかといわれていますね。
日本人イラストレーター×人気次元のエルドレイン
強さも出ればかなり注目があつまるでしょうね。
#MTGEldraine
イクサラン:失われし洞窟
イクサランといえば恐竜カードですが、遂に「ジュラシック・ワールド」シリーズとのコラボ(UNIVESES BEYOND)が実現します。
『ジュラシック・ワールド』シリーズとコラボするということは、『ユニバーサル・ピクチャーズ』から権利を得てコラボするということであり、かなり力が入っているコラボということが考えられます。
日本でもユニバーサルスタジオジャパンがあることから、もしかしたらUSJでコラボイベントやプロモカードの配布などがあるかもしれませんね。
#MTGxJurassicWorld
#MTGIxalan
イクサラン:失われ洞窟の発売日は2023年11月頃となっています。
コラボカードは
・セットブースター
・コレクターブースター
から登場します。
またSecret Lairも2種類発売となるようです。
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指輪物語:中つ国の伝承のホリデーリリース(Holiday release)
指輪物語:中つ国の伝承については、ホリデーアイテムがあります。
11月末以降がこのホリデーシーズンにあたりますので、この時期に発売されるアイテムということになるかと思います。
こちらはSecret Lairとなるのでしょうか。『冥王、サウロン』です。
更にガラドリエルのアートが公開されています。
こちらはかなり綺麗なアートですね。プレイマットとしても欲しいですし、フルアートカードとなれば美しいカードが仕上がると思います。
指輪物語:中つ国の伝承は一部強カードが環境を席巻しています。
コラボセットは弱いという概念を覆したエキスパンションとなっていますね。
MTGアリーナのエクスプローラー⇒パイオニア化へ
パイオニアはおそらく競技フォーマットとしては今最もバランスが良いフォーマットです。
そのため、2023年中にタルキール覇王譚までのエキスパンションがパイオニアで実装される予定です。
2024年までには、ラヴニカへの回帰~ニクスへの旅も実装され、MTGAのエクスプローラーはパイオニアとなる予定のようですね。
タルキール覇王譚といえば、紙で最後に友好色フェッチランドが収録されたエキスパンションとなります。
今でも欲しかったら剥けば割と出てきますね。
アリーナがパイオニア化すればこれまで以上に大規模大会をアリーナ上でも開催しやすくなりますね。
2024年製品
第1Q~第3Q(1月~9月)までで全8製品が登場します。
平均して月に1回+αでSecret Lairなどもあると考えると、消費者も小売店も持つのかちょっと心配になる勢いですね。
ポケモンカードも同じくらいの勢いで発売していますが、価格帯が比ではないですからね。
第1Q(1月~3月)
この時期は3アイテムが一般流通製品として登場します。
リマスターアイテムが今年も登場します。
一つは多人数戦のボードゲームですし、一つはモダンリーガルと考えると通常セットは一つですね。
ラヴニカ・リマスター(Rvnica Remastered)
2023年は同時期にドミナリア・リマスター、2022年は時のらせんリマスターが発売となりましたが、2024年はラヴニカ・リマスターが発売となります。
実質的には一種のモダンマスターズとしての立ち位置が考えられます。
注目はやはり旧枠カードでしょうか。
ラヴニカ・ギルドの都で初登場したショックランドの旧枠版が収録となります。
#MTGRavnica
ショックランドの旧枠での登場は何気にここが初めてだったりします。
ラヴニカ:ギルドの都以降のエキスパンションでラヴニカ次元のものですので、基本的にはモダン・リーガルのセットとなると思います。
カルロフ邸殺人事件(Murders at Karlov Manor)
カルロフということを考えると基本的にはオルゾフカラー(白黒)が強いのかと思いますが、こちらも次元としてはラヴニカとなります。
#MTGkarlov
関連アイテム Ravnica:Clue Edition
こちらはボードゲーム仕様の多人数戦アイテムとなります。
過去同種商品を考えるとそれほど通常構築に必要なカードはなかったことから、無理に購入しなくてもいいのではと考えます。
#MTGxClue
Fallout
UNIVESES BEYOND(ユニバースビヨンド)アイテムでWindows ゲームでリリースされている『Fallout』とコラボしたアイテムとなります。
統率者デッキ4種類のみの発売となり、ウォーハンマー40000と同じラインと考えられますね。
#MTGxFallout
第一Qは盛沢山ですが、シングルカードがどうしてもほしいとなりそうなアイテムは2種類でしょうか。
第2Q
第2Q(4月~6月)はかなりおとなしいラインナップ(2種類)となっています。
エキスパンション量は少ないですが中身は強いですよね。
サンダー・ジャンクションの無法者(Outlaws of Thunder Junction)
既に紹介されているパッケージアートからオーコではないかといわれています。
かなり怪しいエキスパンションです。
次元としては新しい次元になるようですが、新しい次元イメージで行くと、ニューカペナの街角の100年くらい前みたいなイメージを感じることができます。
#MTGThunder
モダンホライゾン3(Modern Horizon3)
我々を苦しめ、そして喜ばせ続けるセットであるモダンホライゾンシリーズ
『指輪物語:中つ国の伝承』が実質『モダンホライゾン3』といわれていましたが、本当のモダンホライゾン3が発売となります。
『指輪物語:中つ国の伝承』はモダンホライゾン2.5だったということですね
モダンホライゾンといえば神話レア・レアのピッチスペルサイクルも優秀なのでまた下環境が荒れることは間違いないでしょう。
そろそろクリーチャースペル限定の意志の力とかほしいですね。
あとは次元を混乱させて色ずれピッチスペルでも歓迎です。
#MTGMH3
第3Q(7月~9月)
情報が公開されている時間軸(2024年分)はここまでとなります。
7月~9月にかけてユニバースビヨンドが1セット
スタンダードセットが2セット登場するようです。
ニューカペナの街角が入って以降、スタンダードセットが4セットになっていますね
アサシンクリード(ASSASINS CREED)
2024年以降、ゲームとのコラボが増えていきます。
アサシンクリードも人気タイトルですね
#MTGxAC
Bloomburrow
ここからは日本語タイトルが判明していないスタンダードセットとなります。
まずは『Bloomburrow』
擬人化されたタイトルであり、おそらく人間のキャラクターは登場しません。
割と擬人化&異世界というコラボは鉄板ですし、人気が出るタイトルなのではないかと思います。
#MTGBloomburrow
既にネズミの戦士
狼
リスの魔法使いでしょうか。
エルドレインの森との関連性もありそうですね
Dusk Mourn: House of Horror
イニストラードとは違う新しい闇の世界感です。
モダンホラーが好きな人にはたまらない世界感ですね
#MTGDuskmourn
2024年第4Q
これについてはまだ何も商品の説明がありませんでしたが、おそらく何らかのセットは発売されるのではないかと思います。
2025年以降の商品
現段階ではコードネームで名づけられているスタンダードセットとリマスターなどの特殊セットが含まれています。
特殊セット:イニストラード・リマスター
こちらは両面カードの金字塔ですね。
イニストラードといえば両面カード祭りなエキスパンションとなりそうです。
両面カードはデュエマからの逆輸入ですね。
スタンダード関係
2025
・コードネーム「Tennis」 (テニス)
3つの次元を領界路で股にかけた”デスレース”
・コードネーム「Ultimate」 (アルティメット)
タルキール再訪
・コードネーム「Volleyball」 (バレーボール)
宇宙空間進出
・コードネーム「Wrestling」(レスリング)
ローウィン/シャドウムーア次元が舞台
2026
・コードネーム「Yachting」 (セーリング)
ストリクスヘイヴンのアルケヴィオス次元が舞台
・コードネーム「Ziplining」 (実父ライン)
『灯争大戦』や『機械兵団の進軍』のような物語の集大成
2025年の注目コラボMTG×FinalFantasy(ファイナルファンタジー)
ASSASINS CREEDとファイナルファンタジーのコラボはかなり前からニュースとなっていましたがようやく時期が決まってきたということですね。
灯争大戦の天野リリアナは布石だったということでしょうか。
また天野先生のイラストもありそうですね。
灯争大戦はいまだに大人気のセットとなっています。
コレクターブースター商法以降
マジック:ザ・ギャザリングはおかしくなってきたともいわれていますが、今後注目のコラボもあったりとやはり世界で最も売れているトレーディングカードゲームであることには間違いないでしょう。
King of TCGは伊達ではないですね。(ギネス記録あり)
ポケモンカードなどの他のカードゲームに圧されていると日本ではとらえがちですが、国政的にはやはり強いカードゲームだと思います。
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