警視庁愛宕警察署は、ポケモンカードの稀少弾である『イーブイヒーローズ』などを再シュリンク(リシュリンク)して、新品と偽ってフリマアプリ「メルカリ」で販売したとして、自称自営業『日用竜太郎(23歳)』を詐欺の疑いで逮捕したとのことです。
ここ最近では、カードショップに侵入して捕まった者もたくさんいますし、偽造カードを群馬県警察安中警察署と同県警察本部生活安全部生活環境課・刑事部組織安全対策課が逮捕した事件を記憶に新しいですね。
※本サイトのスクリーンショットはNNNニュースから引用しています。
事件の概要
本件事件はフリマアプリ「メルカリ」でポケモンカードの稀少セット2箱を新品と偽って都内の30歳代の男性に「14万5000円」で販売した事件が本件のようです。
余罪まで合わせると620万円となるようです。
詐欺罪の構成要件として、以下の要件が必要となります。
①人を欺く行為(欺罔行為)
詐欺罪とは?|詐欺罪4つの構成要件から時効・罰則・詐欺の種類まで|法律相談ナビ (asiro.co.jp)
②欺く行為によって被害者が騙される(錯誤に陥る、事実と認識が一致しなくなる)
③財産の引き渡しや処分が行われる、または財産上の利益が加害者へ移転する
①②③の間に因果関係がある
また刑罰は10年以下の懲役となっています。
難しい言葉が書いてありますが、本件事件に併せてかみ砕いて説明すると、
日用容疑者が『新品未開封のポケモンカード』と偽って再シュリンク品をメルカリで販売する。
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メルカリで都内の男性が新品と信じて購入する
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フリマアプリを通じて販売された商品が購入者の手元に届いて開封したところ、別のパックが入っており再シュリンク品と判明する。
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警察に相談して事件が発覚・捜査をして判明。
という流れかと思います。
ニュース画像を確認すると?
イーブイヒーローズとVMAXクライマックスの空箱がたくさん確認できますね。
また、事件に使ったと思われるドライヤー・スマホ2台・シュリンカーも確認できます。
どちらのBOXも高額となっているBOXですね。
私も所有はしていますし全て正規ルートで購入したものではありますが、手放したくないBOXとなっています。
再シュリンク詐欺のトラブル
民事的な部分では大手ポケモンカード販売店の晴れる屋2において、再シュリンク品が持ち込まれ、民事事案となったということが起きています。
私自身は確認していませんが、LINEのオープンチャットで再シュリンクを指南するグループ
ポケモンカードのペリペリ付きBOXなどがフリマサイトで多数販売
海外でも日本のBOXを買ったら偽物だった
などの事案が相次いでおり、問題となっています。
ポケモンカードブームとなって直近の絶版BOXなんて怖くてフリマサイトで購入できないですね。
また、ポケモンカード151についても、再シュリンク品が買取屋などにかなり持ち込まれているようです。
怪しい二次流通品は購入しないのが吉
きちんと鑑定されているようなアイテムならまだしも、少しでも怪しいようなものは絶対に購入しないほうがいいでしょう。
購入した際には、
箱から出すところからきちんと動画に収める
シュリンクなどに違和感を感じたらすぐに対応する
必要に応じて、捜査機関にすぐに相談する
などを意識してください。
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