2022年9月9日に団結のドミナリアが発売することで、2020年~2021年に発売した、
- ゼンディカーの夜明け
- カルドハイム
- ストリクスヘイヴン:魔法学院
- 基本セット扱いのフォーゴトン・レルム探訪
がスタンダードローテーションから離脱します。
スタンダードからは落ちますが、パイオニア以下の環境では引き続き使用可能となっています。(環境で禁止されたものを除く)
参考2022年以降のマジックザギャザリングについて
昔は「スタンダードローテーションから落ちる=価値が下落する」
でしたが、今は必ずしもそうではなく、下環境で使われるカードは供給がなくなるため高騰するものもあります。
団結のドミナリア発売直前において、現実的に高騰している、今後も使われそうなカードについてまとめておきました。
実際スタンダードよりも下環境のほうが強いカードもいくつか存在していますしね。
ゼンディカーの夜明け
史上最速で禁止カードとなった創造の座、オムナスが話題となったエキスパンションです。
創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation
一時期は1000円程度まで下がったオムナスも、2500円から3000円まであがりました。
スタンダードでは速攻禁止となりましたが、下環境では
- エレメンタルのフィニッシャー
- きつい色マナ拘束も出しやすい
- 土地加速手段で能力利用手段が豊富
であり、使い勝手のよいクリーチャーとなっています。
そのため、供給が止まる今後は、再販がない限りじわじわと高騰していくクリーチャーだと思います。
両面カード神話サイクル
土地カードであって土地カードでない(かつアンタップイン可能)であり、ライブラリーをめくるコンボデッキにとってかかせないパーツとなっています。
- 《海門修復/Sea Gate Restoration》/《再誕の海門/Sea Gate, Reborn》
- 《アガディームの覚醒/Agadeem’s Awakening》/《地下遺跡、アガディーム/Agadeem, the Undercrypt》
- 《髑髏砕きの一撃/Shatterskull Smashing》/《鎚の山道、髑髏砕き/Shatterskull, the Hammer Pass》
- 《変わり樹の共生/Turntimber Symbiosis》/《うねる森、変わり樹/Turntimber, Serpentine Wood》
- 《エメリアの呼び声/Emeria’s Call》/《砕け散ったスカイクレイブ、エメリア/Emeria, Shattered Skyclave》
青と黒はThe Spyに
赤はMono Red Prisonのキーカードともなっているのでやはり高騰が著しいですね。
両面土地サイクル
代用品がないことから、今後も使われ続ける土地だと思われます。
- 《河川滑りの小道/Riverglide Pathway》/《溶岩滑りの小道/Lavaglide Pathway》
- 《清水の小道/Clearwater Pathway》/《泥水の小道/Murkwater Pathway》
- 《針縁の小道/Needleverge Pathway》/《柱縁の小道/Pillarverge Pathway》
- 《枝重なる小道/Branchloft Pathway》/《石重なる小道/Boulderloft Pathway》
- 《陽光昇りの小道/Brightclimb Pathway》/《恐怖昇りの小道/Grimclimb Pathway》
- 《岩山被りの小道/Cragcrown Pathway》/《樹木被りの小道/Timbercrown Pathway》
色は固定されるものの無条件で好きな色を選んで出せる土地はやはり強い。
特にサーチカードが弱いパイオニア環境においては必須級カードです。
カルドハイムの土地も高騰していますね。
《エメリアのアルコン/Archon of Emeria》
下環境でも強いカードです(サイドボード要員)
相手のテンポを崩すカードは、白単系のデッキで基本地形が多い場合などはかなり有効に働きます。
ほかにもこの辺りは
《スカイクレイブの亡霊/Skyclave Apparition》
《乱動する渦/Roiling Vortex》
などは下環境でも使い道があるため、それほど下がらず、高騰することもあるカードではないでしょうか。
カルドハイム
発売当時に比べて大きくカードの価値が変動したエキスパンションでもあります。
当初、黄金架のドラゴンとヴォリンクレックスの二大巨塔でしたが、まだ高いものの、初期のころの輝きは失われています。
両面土地
カルドハイムの両面土地は青白がある!
- 《連門の小道/Hengegate Pathway》/《霧門の小道/Mistgate Pathway》
- 《闇孔の小道/Darkbore Pathway》/《蛇孔の小道/Slitherbore Pathway》
- 《樹皮路の小道/Barkchannel Pathway》/《潮水路の小道/Tidechannel Pathway》
- 《荒廃踏みの小道/Blightstep Pathway》/《灼熱踏みの小道/Searstep Pathway》
基本的に青絡みのコントロール色は色がきついのでアンタップインで出せて色が指定できるのは強みです。
今後再販までかかると思いますので、パイオニア需要でしばらくは下がることはなさそうです。
発売当初から価値の上がったカード
- 《エシカの戦車/Esika’s Chariot》
- 《老樹林のトロール/Old-Growth Troll》
- 《正義の戦乙女/Righteous Valkyrie》
- 《語りの神、ビルギ/Birgi, God of Storytelling》/《豊潤の角杯、ハーンフェル/Harnfel, Horn of Bounty》
どのカードも最初は300円くらいで買えたイメージですが成長しましたね。
《若年の戦乙女/Youthful Valkyrie》
カルドハイムを語る上で忘れてはいけないクリーチャーです。
日本語版はセットブースターからしか出ません。
英語版であればテーマブースターを買えば確実に入手可能です。
ストリクスヘイヴン:魔法学院
スタンダードのカードとして破格の性能すぎた表現の反復(アンコモン)
- 《プリズマリの命令/Prismari Command》
- 《マグマ・オパス/Magma Opus》
- 《表現の反復/Expressive Iteration》
の3枚はまだ使われていく(というか表現の反復は下で禁止になってもおかしくない)
- 《セッジムーアの魔女/Sedgemoor Witch》
が今後上がる可能性があるカードかもしれませんね。
基本的に日本画ミスティカルアーカイブの高額カードは下がらない
ストリクスヘイヴン:魔法学院といえばミスティカルアーカイブです。
セットブースター・ドラフトブースター産のFoilばかりに注目が集まっていましたが、
Normal及びコレクターブースター産もじわじわと高騰しています。
ボックスとしては弱かったですが、おまけが最高だったということでしょうか。
箱で持っていてもいいかもしれませんね(夢があります)
フォーゴトン・レルム探訪
スタンダードセット2023扱いということでしたがスタンダードとしてというよりはファンセットの扱いでした。
結果として最弱とまで言わしめたセットではありましたが、ミシュラランドは優秀なカードでした
ミシュラランド5種類
下環境を含め、今後使われていくカードです。
確保しておいて損はないカードだと思います。
- 《バグベアの居住地/Den of the Bugbear》
- 《目玉の暴君の住処/Hive of the Eye Tyrant》
- 《ストーム・ジャイアントの聖堂/Hall of Storm Giants》
- 《フロスト・ドラゴンの洞窟/Cave of the Frost Dragon》
- 《ハイドラの巣/Lair of the Hydra》
最も人気のあるバグベアの居住地はチャレンジャーデッキに入っているのでお勧めです。(ラクドス吸血鬼)
《ターシャズ・ヒディアス・ラフター/Tasha’s Hideous Laughter》
L.O.デッキにおいてキーカードとなり得るカードです。
実はこのカードは高騰しています
MTGの面白さ
カードのシナジーは無限大です。
ある日突然、新規収録でこれまで50円だったカードが500円に
使ってみたら強かった
500円が3000円に
あります。
これでスタンダードローテーションが行われても、それによって下環境もチャレンジする機会もできますし、面白さも広がっていきます。
スタンダードメインの人、是非パイオニア以下にもチャレンジ
下環境メインの人、ローテーションはスタンダードをはじめるチャンスですよ
今回はペインランド再録なので昔の土地引っ張り出してきて使えますしね!
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